面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

アホまるだし。

2011年09月11日 | 野球
畠山が勝ち越し2ラン、ヤクルト6連勝(読売新聞) - goo ニュース


広島に3タテを食らわして、意気揚々と乗り込んだはずの神宮で3連敗を食らうところが、いかにも真弓阪神らしい。
初戦、2戦目は野手陣がエラーを連発して自滅。
今日は好投のメッセンジャーを見殺してせり負け。

真弓が監督に就任してから大型連勝が無いのは、星野・岡田監督時代にはあまり感じられなかった、チームとしての一体感の無さに一因があるのではないだろうか。
この試合でも象徴的な場面が見られたのは、2点を先取された4回裏のこと。
懸命にツーアウトまでこぎつけながらも、宮本にレフトへツーベースを打たれて失点してしまった後のメッセンジャーは、際どいコースをボールと判定され続けたこともあってイライラが募っていた。
バレンティンにボール3となったところでベンチの指示は敬遠。
しかし続く相川に対して、一球もストライクが入らない。
そのまま四球を出してしまい、追加点を失う大ピンチを迎えてしまった。
明らかに冷静さを欠いているように見えるメッセンジャーに対して、野手の誰もが声をかけないばかりか、ベンチから久保コーチが出る気配も無い。
久保が投手のもとへ行って好転した試しも無いのだが、それでもこの場面はメッセンジャーにひと呼吸入れさせるべきところ。
いくら迎える打者が投手だからといって、直前の相川のように四球を出して押し出してしまう可能性もあるのだ。

それでもメッセンジャーは、ひとりで呼吸を整えるようにマウンドで少し間をおきながら何とかこのピンチを凌いで事なきを得たから良かったようなものの、マウンドでのメッセンジャーは完全に孤立して見えた。
相手が外国人で英語は分からないから…というようなものではない。
チーム全体で戦っている雰囲気が感じられないのでは、これから迎える正念場で勝てるわけがない。

真夏の暑さがぶり返したような夜、画面から秋の気配が漂っていた。


「第三回社会人落語日本一決定戦」

2011年09月10日 | 落語
プロデュースしている紫亭京太郎が、去年に引き続き「社会人落語日本一決定戦」予選会に出場します

第三回となる今年の予選開催日は 9月17日(土) 

その日の夕方に審査結果発表を兼ねた懇親会があり、予選を通過すれば翌日の本選に出場という流れは去年と同じ。

京太郎の高座は 池田駅前南会館 にて 12時台 の出演予定。

とりあえず今年も、予選突破を目指して最後までしっかりと練習させねばねば

「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」

2011年09月06日 | 映画
1959年のカンヌ国際映画祭で、「大人は判ってくれない」が監督賞を受賞した。
観客から絶賛されたこの作品によって、従来のフランス映画の枠にとらわれない「ヌーヴェル・ヴァーグ」映画の評価は確固たるものとなった。
その後、トリュフォーの協力もあり、ゴダールは「勝手にしやがれ」を製作して成功を収める。
こうして、多くの熱烈なファンを生み、アイドル的人気を得るまでになる二人は表舞台へと登場した。
しかし盟友だった二人も、やがてゴダールが政治にのめりこみ、一方のトリュフォーは“映画職人”へと違う道を歩みはじめる。
そしてトリュフォーの「アメリカの夜」をゴダールは激しく批判したことで二人は決裂した…

フランス映画史の教科書的作品。
「ヌーヴェル・ヴァーグ」を代表する二人の友情と決別が、そのまま現代フランス映画の歴史を形作っていったことに、改めて彼らの存在の大きさを知った。

トリュフォー初の長編映画にして、映画監督としての桧舞台へのデビュー作となった「大人は判ってくれない」で、同じく俳優として鮮烈なデビューを果たしたジャン=ピエール・レオーが、二人の間で翻弄されつつも成長していく姿も記録されている。
「ヌーヴェル・ヴァーグ」の誕生と共に俳優として飛び立った彼は、良くも悪くも「ヌーヴェル・ヴァーグ」の象徴であり、歴史そのものと言えるのではないだろうか。
「大人は判ってくれない」のオーディションにおけるテストフィルムの映像も、「ヌーヴェル・ヴァーグ」の胎動を映し出していて貴重。


もう一点、本作では、ゴダール、トリュフォー、レオーの3人の他に、資料映像がほとんどを占める中で唯一新たに撮影されたシークエンスに、女優であり自らも映画を監督するイジルド・ル・ベスコが登場する。
ローラン監督は彼女の役割を「過去と現在の架け橋」としつつ、トリュフォーの映画の新年にも忠実に従ったのだという。
「映画を成功させるためには、画面に若くきれいな女性の顔を映し出すべきだ。」

「日曜日が待ち遠しい!」の“犯人”を思い出した。
久しぶりにまたトリュフォーが観たくなった…


ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー
2010年/フランス  監督・製作:エマニュエル・ローラン
脚本:アントワーヌ・ド・ベック
出演:フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、ジャン=ピエール・レオー、イジルド・ル・ベスコ