面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

開幕シリーズ第2戦

2010年03月29日 | 野球
神2―3横(28日) 横浜が継投で逃げ切る(共同通信) - goo ニュース


今年も、福岡の“人生の大先輩”のご高配により、開幕シリーズ3連戦のうち、2試合を観戦できた。
本当にありがたいことで…

昨日は、よもやの城島2試合連続お立ち台で、今季初観戦を勝利で飾ることができてルンルンだった(古~っ)
それにしても城島というのは“引き”の強い選手と言える。
こういうのは持って生まれた素質が大きいが、プラス彼自身の言動が運を呼び込んでくるものだろう。
まさに“華”がある選手であり、悲しいかな狩野との決定的な差は明白だ。

そんな城島が、3試合連続でお立ち台という快挙を成し遂げるかもしれないという淡い期待を抱きつつ、試合開始直前に観客席へと突入した。



今日の席は1塁側下段B列という、なんと前から2列めの絶景ポイント!
(最近流行りの“エキサイティングシート”ができているので本当の意味では前から2列目ではないのだが)
「網があって見にくかですね、すみません」と“大先輩”は恐縮されていたのだが、何をおっしゃいますやら!
ブラゼルのデカい尻はほぼ目の前に迫るし、内川のアゴの出具合も物凄いよく見える!
そんなモンが見えても仕方ないが、少なくとも1塁を駆け抜けたアウトになった選手が目の前を過ぎて行ったり、ライトの選手が目の前を行ったり来たりするし、トラッキーはまん前から“粗品”をパチンコで打ち込んでくるし、面白いことこのうえない♪

とりあえず、初回の横浜攻撃中に、ドーム内の売店で買った「環状線弁当」で腹ごしらえ。
弁当の真ん中に“日の丸飯”が入っているのに、バッテラ2きれにたこ焼きが2個入っている。
なんという取り合わせだろう!?




が、いざ試合が始まってみると…

↓座席からの一塁風景




せっかく“面白い”座席に座れているのに、肝心の試合が面白くない。

先発の下柳は、ノラリクラリが身上の投球ゆえ、投球数も多くなり、時間がかかるのは予定どおり。
5回を投げて2失点なら、これも想定の範囲内。
とはいえ、いくら普段から投球数が多い投手だとは言うものの、今日はリズムが悪すぎた
打線が湿った一因にもなっただろう。

その打線も、“初モノ”(と思われる)藤江の前に中々ヒットが出ない。
先に下柳が2点を取られた直後、桜井に一発が出て追い上げたところはよかったが、これは野球によくある「試合が動いた」ことによるフロックのような得点。

しかし本当に初めて対戦する相手投手に弱い。
横浜先発の藤江は、見たところそんなにビックリするようなスゴイ球はなかった。
投球フォームもオーソドックスで、威圧感のあるようなタイプではないのだが、非常に落ち着いたピッチングをするピッチャーだった。
“ネタ本”として見つけた「プロ野球プレイヤーズファイル」によれば、去年は9試合に投げただけで、投球の50%近くがストレートというデータが掲載されていたが、実際にはスライダーにチェンジアップにという変化球のコントロールがよく、まとまったタイプの投手。
先発投手として名前を見たときには、「今日ももろたんちゃうん」と思ったのだが、甘かった。
まあ、ファームとはいえ9勝して防御率1点台というのは伊達では無いということだ。

それにしても今年の打線は、3番鳥谷・4番金本・5番新井に、6番城島・7番ブラゼル・8番桜井と、クリーンアップが2つあるかのようで圧巻!
1番のマートンが以外と打率を残しそうなシュアなバッティングを見せているので、1番から8番まで相手投手は気が抜けない。
…はずなのだが、得点がソロホームラン2発だけでは勝てるわけがない。
先に書いた“ダブルクリーンアップ”のうち、1つめが機能していないためにチャンスが広がらない。
(こっちがホンモノのクリーンアップやし)

中でも金本の不調が致命的なのだが、彼は本来、
「骨から汗かくくらい暑くならんと調子が出ん!」
と本人が言うくらい、夏の訪れと共にグングン上り調子になる選手。
去年の春先の絶好調ぶりこそ、異変だったのである。
その証拠というわけではないが、昨季は夏場以降に絶不調に陥ってしまい、チームの4位転落の要因となったのは周知の事実。
その分、春先は金本の“アナ”を周りが埋めないといけないのだが、オープン戦絶好調だった鳥谷が音無しとなってしまい、更に新井も力んでるのだか何なんだが、さっぱり調子が上がらないからどうしようもない。
結局、“第2クリーンアップ”ばかりがヒットやホームランを打つ展開になってしまっていて、試合運びもまどろっこしい。
“第1クリーンアップ”の不調が、先制されてからしか得点できていないという、試合の立ち上がりの遅さに繋がっていると言えよう。

とりあえずは勝ち越した開幕シリーズだったが、断トツ最下位候補の横浜相手に苦戦しての2勝1敗は、これからの長いシーズンに向けて心許ないことおびただしい。
個人的に、3連勝して初めて少し安心できるところだったのだが、3戦目を落としてしまったことで、今年もまた、去年に続いて常に不安な1年になりそうで…

来週、初のナゴヤ遠征はどうだ!?



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