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トンネルのナゾ

2007年05月28日 | ニュースから
スリップ多発、謎のトンネル 愛知県豊田市の山間部(朝日新聞) - goo ニュース


愛知県豊田市の山間部に、スリップ事故が相次いだトンネルがあったそうな。
トンネルの構造に問題があるのか、気象条件のせいなのか。
滑り止めの舗装工事をして以来、事故はぴたりとなくなったが、専門家も原因を絞りきれないでいるとのこと。
記事タイトルだけ見たときは、「すわ!心霊現象か!?」と思ったのだが…

国土交通省名古屋国道事務所と県警が相次いで現地を調査。
まず考えられた原因は傾斜。
トンネルは西側出口に向かって約2%の下り坂なんだそうな。
歩くと傾斜を感じるが、車で通るとほとんどわからず、「知らないうちにスピードが出る構造」(県警)だったとか。
もう一つは湿気。
このトンネルは「なぜだか湿気が多い」(同事務所)といい、県警も「山間部ならではの気象も関係しているのでは」とみる。
滑り止めを塗る舗装工事をした後、事故は起きていないが、同事務所の担当者は「事故原因は完全にはわからない」と話しているそうな。

偶然、このトンネルでの事故現場に居合わせ、救助にあたった、日本交通科学協議会員でもある岡崎市の歯科医が調べた話が記事の内容であるが、その医師によれば、県警の現地調査に同行した際、道路一面に油のようなものが付いていたのを覚えていたとのこと。
「路面はツルツルだった。排ガスが換気されなかったからではないか。」
トンネルの長さ、排ガス、湿気。
様々な要素で路面が変化している可能性があるという。

スリップ止めの舗装がされてから事故が無くなったところをみると、単に物理的に事故を起こしやすい構造になっていたのだろう。
この世の中、人知れずミステリアスな現象はそこかしこにあるのだろうな。



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