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人事交流考

2007年02月28日 | ニュースから
「判検交流は不公平」と批判 痴漢実刑に周防監督(共同通信) - goo ニュース


まず、記事内容はともかく映画のネタバレ(結末をバラすこと)したらアカンやろ!

元検事の裁判官が有罪判決を下した。
被告の罪状は今話題の痴漢。
そして被告は無罪を主張してきた。

「それでもボクはやってない」の周防監督がこの裁判所に訪れ、検事と判事の人事交流を批判した。
もっともだ。
これまで告訴する側にいた人間が、“人事異動”で裁判官になるなんて、常識的に考えておかしくないか?
検察が告訴すれば99.9%有罪、というのも当然だと思えてくる。
同僚の仕事を否定することは、人情としてできない。
(ものすごい反目しあっていた相手なら別かもしれないが)

裁判官はその任用時に、まずは国選弁護士を経験させるべきだという周防監督の意見には大いに賛成であるが、その観点に立てば、検事と判事の人事交流はありえない。
単純に国家側としての立場から見れば、ゼネラリスト養成的な人事交流と言えようが、その職種によって制限なりが設けられてしかるべき。
裁判官と検察官なんて、その最たるものである。

国家が国民に対して思いやりを持たない象徴とも言えよう。



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