面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

せめてもの意地

2010年09月24日 | 野球
阪神・マートンが200安打=史上4人目、外国人2人目―プロ野球(時事通信) - goo ニュース


直接対決で負けに負け、あれだけ優位に立っていたはずの優勝が、もはや風前の灯となったところで、今季ナゴヤドーム2勝目となる勝ち星を挙げて意地を見せたタイガース。
まあ、この土壇場で意地だけでも見せられるようになったのは、10年前に比べれば格段に強いチームになった証拠ではある。

ドラ先発の今季のエース・吉見が、立ち上がりからコントロールに苦しみ、ほとんど自滅のように点をくれたところから今日の勝利は始まったが、吉見もまだまだ若いということか。
逆の見方をすれば、ここでタイガースの息の根を止めきれないところに、今季のドラゴンズがなかなか浮上できなかった要因もあるだろう。

一方でタイガース先発の能見は見事だった。
森野の一発はご愛嬌の範囲内で、今日もキレのいいストレートと絶妙のコースに決まる変化球を巧みに操り、全く危なげない投球だった。
特にヒデノリや堂上弟なんて格下だといわんばかりに、ブザマな姿で三球三振に切ってとるところなど圧巻。
来季はとにかく1年間ケガなく、エースとして頑張ってもらいたい。

とりあえず勝てばうれしいもの。
首の皮1枚残ったということで、一応はまだ優勝のチャンスがあるわけで、残り試合でどれだけ“意地”を維持できるか!?
オヤジギャグでも何でもいいから勝ち進んでもらいたい。
確か昭和39年のときは、残り試合で1敗すれば大洋が優勝という状況で全勝して優勝したのではなかったか。
過去にはそんな奇跡的な優勝を遂げたこともあるのである。

否、タイガースの優勝には、いつも何がしか奇跡的なエピソードが付き物。
今年はこれから奇跡が起きるかどうか、ここへきてもやはり期待してしまうというのは、根っからのトラキチであるということよ(感嘆)

あ!マートンが諸々記録ずくめで200安打を超えてきた。
こうなりゃイチロー抜きを目指して、まだまだ打率を上げてもらいたいもの。
そうすりゃ奇跡にも近づくのである。