面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

万願成就

2008年12月31日 | よもやま
今日の書き込みで、今年一年、毎日ブログを更新したことになる。
とりあえずは今年の“ブログ目標”を達成したわけだが、さて来年の目標をどうしようか。

今年は、とにかく毎日更新する!ということに主眼をおいたため、日付が変わる直前に一言だけ書き込むことがあったので、来年はそのようなことのないようにしたい。
それを目標に、また元旦から書き込むを続けよう。

日本型資本主義

2008年12月31日 | ニュースから
若者顧みぬ政治に異議―ルポにっぽん(朝日新聞) - goo ニュース


バブル期直前の頃だったかと思う。
日本の国民を指して「1億総中流化」と言われたことがあった。
みんなそこそこ稼ぎがあって、誰もがそこそこ楽しく生活を送ることができていた時代。
もちろん、ホームレス生活を余儀なくされている人々もいたが圧倒的に今よりも比率は低く、“稼ぎ”を基準に考えたとき、かなりの比率の国民が「明日の衣食住に困る」ような
ことはなかった。
それが今や、何万人という“みぞゆう”の規模で、今夜からの生活さえままならない人々がいる。

「構造改革」「規制緩和」という錦の御旗に隠れて押し寄せてきたアメリカ式の資本主義によって、気が付けば中流化したはずの多くの国民が消滅してしまった。
結果として、金持ちのトップクラスは更に大金持ちとなり、金の無い層はみるみる金を吸い上げられて手元から消え去っていった。
狩猟民族系のアメリカ経済のあり方が、農耕民族系である日本経済にマッチするとは限らないとは、国のエライさんも高名な学者さんも誰も気付かなかった結果ではないのだろうか。
気付いていて放置した、あるいは敢えて言わなかったのなら、「持てる者」に当てはまる官僚や政治家の罪は極刑に値するが、誰のせいだ!?となっても特定はできないというもの。

高度経済成長時代のような成長はありえないものの、日本独自の「資本主義」を進めていれば、今のような暗澹たる世上にはなっていなかったのではないだろうか…