おしゃれな渋谷系ポップミュージシャンに憧れ、大学進学を機に田舎から上京した心優しき青年・根岸崇一(松山ケンイチ)。
「NO MUSIC NO DREAM」を胸に、デスレコーズの新人ミュージシャン募集に応募するが、本人の意志を無視して悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のボーカル「ヨハネ・クラウザー・Ⅱ世」として売り出され、あろうことかカリスマ的人気を博してしまい、苦悩する…
宗一は、“甘ったるい”ポップな音楽を志向しているのだが、誰にも受けない。
ストリートライブにも足を止める人はおらず、聞いてくれるのは犬ばかり。
それでも本人は機嫌よく歌い、一通り終わればギターを片づけて帰っていく。
一方、音楽で食べるための手段としてのDMC。
クラウザーさんとして宗一が創り出す楽曲は、多くのデスメタルファンを惹きつけ、カリスマ性さえ発揮する。
本人の気付かない能力を見出したデスレコード社長(松雪泰子)の慧眼が素晴らしいのだが、世の中、得てしてそんなもんかも。
自分の才能を自分で見極めるというのは難しいことで、それで“食べていこう”というのは更に難しいことだったりするわけで…
目指す方向性とは異なるものの、大きくくくれば「音楽」という自分の好きな分野で才能を発揮できる宗一は、それはそれで幸せな人間だ。
と才能の無い人間からの無責任な感想が、本人にとっては一番うっとうしいことだったりするんやろね。
主人公たる「クラウザーさん」と宗一のキャラのギャップが単純に面白く、何も考えずに楽しめる佳作。
予備知識なく観にいって、ジーン・シモンズが出てきたのには正直驚いたが、そんなサプライズも面白がれる。
(紹介してしまっては意味がなくなるが(苦笑))
「デトロイト・メタル・シティ」
2008年/日本 監督:李闘士男
出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次、細田よしひこ、松雪泰子、鈴木一真、高橋一生、宮崎美子、大倉孝二、岡田義徳、ジーン・シモンズ
「NO MUSIC NO DREAM」を胸に、デスレコーズの新人ミュージシャン募集に応募するが、本人の意志を無視して悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のボーカル「ヨハネ・クラウザー・Ⅱ世」として売り出され、あろうことかカリスマ的人気を博してしまい、苦悩する…
宗一は、“甘ったるい”ポップな音楽を志向しているのだが、誰にも受けない。
ストリートライブにも足を止める人はおらず、聞いてくれるのは犬ばかり。
それでも本人は機嫌よく歌い、一通り終わればギターを片づけて帰っていく。
一方、音楽で食べるための手段としてのDMC。
クラウザーさんとして宗一が創り出す楽曲は、多くのデスメタルファンを惹きつけ、カリスマ性さえ発揮する。
本人の気付かない能力を見出したデスレコード社長(松雪泰子)の慧眼が素晴らしいのだが、世の中、得てしてそんなもんかも。
自分の才能を自分で見極めるというのは難しいことで、それで“食べていこう”というのは更に難しいことだったりするわけで…
目指す方向性とは異なるものの、大きくくくれば「音楽」という自分の好きな分野で才能を発揮できる宗一は、それはそれで幸せな人間だ。
と才能の無い人間からの無責任な感想が、本人にとっては一番うっとうしいことだったりするんやろね。
主人公たる「クラウザーさん」と宗一のキャラのギャップが単純に面白く、何も考えずに楽しめる佳作。
予備知識なく観にいって、ジーン・シモンズが出てきたのには正直驚いたが、そんなサプライズも面白がれる。
(紹介してしまっては意味がなくなるが(苦笑))
「デトロイト・メタル・シティ」
2008年/日本 監督:李闘士男
出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次、細田よしひこ、松雪泰子、鈴木一真、高橋一生、宮崎美子、大倉孝二、岡田義徳、ジーン・シモンズ