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住みなすものは 心なりけり

不手際の話から

2006年12月17日 | ニュースから
ヤミ金返済、近所迷惑なら転居…警察が上申書書かせる(読売新聞) - goo ニュース

またしても警察の対応能力の低さを露呈した小さな事件が発生した。
ヤミ金(サラ金のキッツイヤツですわな)の取り立てが苛烈となり、近所の人達に「お前が肩代わりして返せ」とワケのわからない取立てをやったことから警察に苦情が入り、あろうことか借金している本人(違法な取立ての犠牲者)を呼び出して今後同じことがあったら転居する旨の上申書を書かせたという。

警察は誰を守るためにあるのか!
単純にそう憤るだけで収まるコトではない。
昨今、日本という“国”自体が、そこに住まいいる“国民”を守らなくなってきたと感じるのは自分だけだろうか?
先に取り上げた「ホワイトカラー・エグゼンプション」(年収400万以上のホワイトカラー系労働者に対して残業代を出さない)が頭に浮かぶが、削減される一方の福祉政策費はその象徴ではないだろうか。

いや、国民を守らなくなったわけではない。
確かに一部の国民は手厚く保護され、守られている。
しかし、大部分の国民は遺棄されているというのは穿ち過ぎか?
そんな中で教育基本法は改正された。
高らかに愛国心を謳いあげるその内容に違和感を感じることを非国民と呼ばれるなら甘受する。
本当の愛国心とは、いちいち国から「愛国心を持て!」と言われるものではない。
国民の教育の根幹を為す法律に、わざわざそう謳わなければ国民が愛国心を持てないような国は終わっている。
ただそう思うだけのこと。

…ニュースからは話がそれてしまった。