ペルーの大統領選挙、ケイコ・フジモリさんが負けてしまった。残念だが、仕方がない。まだまだ機会はあるだろう。
勝ったウラマさんは、左派だというが、20年前と同じことを繰り返さなければいいが。
原発事故の悪影響は、想像以上にヒドイようだ。
東京に住んでいると、避難者の苦境は分からないが、ちっとも物事が進んでいかないように思える。
地震の被災者の苦境も言葉にはできないだろう、東北は大変なことになっている。
校庭の削り取った土は、法律的に簡単ではないらしく、そのままで処理ができない。こんな緊急時でもなにもできない政治ってなんなのかと思う。
政治ばかりではなく、お上の仕事なんだろうと思うが、
原発事故、地震被災地あるいは被災者を喰って生きようとする意図を感じてしまう。
当時のペルーのインフレはひどかった。政治も経済も、治安もなにもかもひどかった。
とくに賄賂は、もともとあったが、
大統領や役所のトップにいる人は当然のこと、末端に至るまで賄賂の国だった。
当時、ペルー日本大使が、
「ペルーの高官が日本大使に会談を申し込んでくるので、会うと、かならず、『大使にもお金を分けるので、○○ドルを融資してくれ』という話ばかりだった」
と、その厚顔には驚いたと話していたので、事実だろう。
いまでもさほど変わらないだろうが、
日本と大きく違うのは、
日本は、末端の役人やお巡りさんには賄賂は滅多に利かない。自分の周囲でそんな話は聞いたことがない。賄賂が利くのは、ときどきニュースになる上だけ。ここが違う。
これも、むかしとあまり変わらないだろう。