昨日、血液検査の結果を聞きに、改めて病院に行きました。痛み止めを飲んでいるにも関わらず、猛烈な痛みが一向に治まらない。
レントゲンに写った「骨折」で納得したいところではあるのですが、僕自身にも、見てく下さった医師の方にも、もうひとつ納得出来ないところが、、、。
僕が疑問に思ったのは、「激痛」の場所と「骨折」の場所が、微妙にことなること。「骨折」したらしいのは、遡って考えれば、5月12日、雲南省最奥部の渓谷でのこと。60kmの道程を、徒歩とヒッチハイクを繰り返しながら宿のある町に戻る最中のことです。痛かったことは痛かったのですが、指の骨折などはこれまで何度もしていますし、充分に我慢は出来ます。それとは、場所も、痛みの質も異なる。
医師の方の納得出来ないところというのは、以下の通りです。最初に見て貰ったときに、次の3つの原因を指摘されました。①骨折または捻挫による炎症。②虫に指されたことによる炎症。③痛風の悪化。このうち、③については、僕自身即座に否定しました。医師の言うには、②が問題であると。ベトナムに於いては悪性の虫指されを要因とした、重篤(時には死亡)に至る疾患例が数多く発生していて、その可能性も少なからずある。今日は、とりあえず抗生剤と鎮痛剤を出しておくので、明日夜が明けてからもう一度診察・検査を受けなさい。場合によっては手遅れになることもあるため、万全の検査(英語が苦手なので正確には把握出来ていないのですが、血管に管を通して云々)が必要、悪い結果が出た場合は即座に切開手術をしなくてはならない。ただし、この病院(外国人専用?)は、先に経費を準備しなくてはならない由、おおよその経費を聞いてみました。すると、おそらく、投薬費用・検査費用を中心に、5万円から7万円近くが必要になると思う。その分を用意してきてください。切開手術や入院となった場合は、現段階では幾らかかるか分からないけれど、まずは即急に検査をしてほしいと。
夜遅くYHに帰還後、とりもなおさず「7万円」の金策を考えることにしました。命に関わることでしょうから、なりふり構っていられません。といって「旧アカウント」の停止中、連絡できるところは、ごく僅かしかない。昆明にいれば、モニカなりルイスなりに助けて貰うことも可能でしょうし、同じベトナムでもサパならば知り合いが何人かいます。でも、一人の知人もいないハノイでは、どうしようもない。ということで、まず、あや子さんを初めとした連絡可能な数名にメール送信し、ダメモトを承知で、ブログにて救済文を掲載、さらに“藁をも掴む”気持ちで、物理的に一番近い(バスで11時間)場所に居るスーリンに来越を打診(誰からも援助がなかった場合は彼女に相談する)、腹を括って、翌日病院を再訪したのです。
検査開始は、診察料支払いの目処が経ってから、ということだったので、無料wi-fui利用可能なロビーでメールを見たところ、全く予期していなかったN氏からの援助申し入れがあり、早速診察して貰いました。昨夜とは別の欧米人の医師、足を見たとたん、「痛風(Gou)」に違いない、と。僕は「それだけはありません」と返答、昨夜の医師には「虫刺されによる炎症ではないか?」といわれたのですが、、、と続けました。しかし、昨日に比べてやや痛みが退いてきた、ということと、(昨夜とは違って)腫れ上がっている部分が少ないことなどから、「その可能性はほとんどない」「痛風でないなら、打撲か捻挫、昨日の投薬が効いてきたのならば、2~3日服用を続ければ、良くなるはず」ということで、血液検査もレントゲン投影もせず、2回の診察料&薬代(約250US$)を支払って戻ってきたのです。
ところが、その夜から猛烈な痛みが、、、、鎮痛剤がまるで効いていない。ということで、これは間違いなく「捻挫」(または「骨折」など)による炎症と自己判断し、レントゲンを取ってもらうことにしました。で、一応「ごく軽度の骨折」と。しかし担当医師は、それでも鎮痛剤が全く効かない「激痛」というのは「痛風」の進行のほうが主原因ではないか?との疑いを持っていて、「無料にしてあげるから一応検査させてくれ」というわけで、結局「痛風」(それもかなり重篤らしい)であることが分かったのです。改めて薬をくれて、当分それを飲み続けないことには、激痛は治まらない由(今後もあちこちに激痛が)。
それで、ハタと思いました。まず、昨年末、原因不明の症状で昆明の病院に半日入院した際の診断。「尿酸値が異常に高い(危険な域まで達している由)」 、、、これって、「痛風」のことなんですよね? 僕が直接医師から聞いたのではなく、症状を聞いたモニカから、後々、食べ物等に関してのしつこいほどの注意を受け続けているのです。
思い当たる節と言えば、、、、。よく考えて見たら、もう10年15年ほど前からずっと続いている、不思議極まる症状。突然、体のどこかの部分に激痛が走り、それが我慢の限度を超す段階まで達し数日続きます。そして、あっけなく治まってしまう。やがて今度は全く別の場所が痛くなる、、、。その繰り返しが、10年以上続いているのです(中国に行き始めた頃からですので、かれこれ25年)。不思議でならなかったのですが、これも「痛風」の特徴のひとつなのではないでしょうか?(正確なことは知らない)。
結局、「3つの要因」のうち、最も心配すべき「虫噛まれによる悪性炎症」ではなかって、ほっとしたわけです。こんなことならば、スーリンを呼び寄せるのではなかった(笑)。結局、滞在中の宿泊費(12人部屋、1泊750円)と帰りのバス代(約2000円)は僕持ちということになり、一部N氏からの浄財を回すしかありません。もっとも本人(香港を除けば一応初海外)は、ハノイに来たことが楽しくて仕方がないようで、同じユースに宿泊中の中国人の女の子とつるんで、日がなあちこちをうろつき回っています(笑)。
その後、「痛風」の薬を飲み続けていることもあってか、今日は幾分痛みが和らいでいます。何と言っても一番の心配事は、昆明の自室の消失! とにかく、「中国に於ける拠点の確保」ということを、今後の全ての柱に置いて、計画を練っていたのです。それが全て白紙に戻ってしまう。どうすれば良いのか、途方に暮れてしまっています(部屋があれば、痛みがなくなるまで、根気良く蟄居していれば良いのですが)。
今日もMonicaとメールの遣り取り(何度も言うけれど英文での長文の遣り取りは神経が磨り減ってしまう、、、のみならず「いつまで経っても英語が上達しない僕は、なんて頭が悪いのだろう」と落ち込んでしまいます、、、、と言って中国語もまるで上達せずにいるので、今さっきもスーリンから「26年間も中国に来ているのに、さっぱり上達しない、お前はどうしようもないバカである」と、とっちめられていた)を繰り返しています。Monica自身には全く非はないわけで、6月に入れば僕に代わって部屋を使うことになる新入社員の教育係も命じられているとのこと等々、とてもハードな立場にあるわけです。
ちなみに、今日遣り取りをしたメールには、今彼女の置かれている状況についての詳細な説明が成されていました(会社および家族の中での立場と、いま全力で取組んでいるという来春に受ける試験のこと)。それを読めば、なぜ彼女が自分のアパートに僕を呼び寄せたのか、分かるような気がします。
レントゲンに写った「骨折」で納得したいところではあるのですが、僕自身にも、見てく下さった医師の方にも、もうひとつ納得出来ないところが、、、。
僕が疑問に思ったのは、「激痛」の場所と「骨折」の場所が、微妙にことなること。「骨折」したらしいのは、遡って考えれば、5月12日、雲南省最奥部の渓谷でのこと。60kmの道程を、徒歩とヒッチハイクを繰り返しながら宿のある町に戻る最中のことです。痛かったことは痛かったのですが、指の骨折などはこれまで何度もしていますし、充分に我慢は出来ます。それとは、場所も、痛みの質も異なる。
医師の方の納得出来ないところというのは、以下の通りです。最初に見て貰ったときに、次の3つの原因を指摘されました。①骨折または捻挫による炎症。②虫に指されたことによる炎症。③痛風の悪化。このうち、③については、僕自身即座に否定しました。医師の言うには、②が問題であると。ベトナムに於いては悪性の虫指されを要因とした、重篤(時には死亡)に至る疾患例が数多く発生していて、その可能性も少なからずある。今日は、とりあえず抗生剤と鎮痛剤を出しておくので、明日夜が明けてからもう一度診察・検査を受けなさい。場合によっては手遅れになることもあるため、万全の検査(英語が苦手なので正確には把握出来ていないのですが、血管に管を通して云々)が必要、悪い結果が出た場合は即座に切開手術をしなくてはならない。ただし、この病院(外国人専用?)は、先に経費を準備しなくてはならない由、おおよその経費を聞いてみました。すると、おそらく、投薬費用・検査費用を中心に、5万円から7万円近くが必要になると思う。その分を用意してきてください。切開手術や入院となった場合は、現段階では幾らかかるか分からないけれど、まずは即急に検査をしてほしいと。
夜遅くYHに帰還後、とりもなおさず「7万円」の金策を考えることにしました。命に関わることでしょうから、なりふり構っていられません。といって「旧アカウント」の停止中、連絡できるところは、ごく僅かしかない。昆明にいれば、モニカなりルイスなりに助けて貰うことも可能でしょうし、同じベトナムでもサパならば知り合いが何人かいます。でも、一人の知人もいないハノイでは、どうしようもない。ということで、まず、あや子さんを初めとした連絡可能な数名にメール送信し、ダメモトを承知で、ブログにて救済文を掲載、さらに“藁をも掴む”気持ちで、物理的に一番近い(バスで11時間)場所に居るスーリンに来越を打診(誰からも援助がなかった場合は彼女に相談する)、腹を括って、翌日病院を再訪したのです。
検査開始は、診察料支払いの目処が経ってから、ということだったので、無料wi-fui利用可能なロビーでメールを見たところ、全く予期していなかったN氏からの援助申し入れがあり、早速診察して貰いました。昨夜とは別の欧米人の医師、足を見たとたん、「痛風(Gou)」に違いない、と。僕は「それだけはありません」と返答、昨夜の医師には「虫刺されによる炎症ではないか?」といわれたのですが、、、と続けました。しかし、昨日に比べてやや痛みが退いてきた、ということと、(昨夜とは違って)腫れ上がっている部分が少ないことなどから、「その可能性はほとんどない」「痛風でないなら、打撲か捻挫、昨日の投薬が効いてきたのならば、2~3日服用を続ければ、良くなるはず」ということで、血液検査もレントゲン投影もせず、2回の診察料&薬代(約250US$)を支払って戻ってきたのです。
ところが、その夜から猛烈な痛みが、、、、鎮痛剤がまるで効いていない。ということで、これは間違いなく「捻挫」(または「骨折」など)による炎症と自己判断し、レントゲンを取ってもらうことにしました。で、一応「ごく軽度の骨折」と。しかし担当医師は、それでも鎮痛剤が全く効かない「激痛」というのは「痛風」の進行のほうが主原因ではないか?との疑いを持っていて、「無料にしてあげるから一応検査させてくれ」というわけで、結局「痛風」(それもかなり重篤らしい)であることが分かったのです。改めて薬をくれて、当分それを飲み続けないことには、激痛は治まらない由(今後もあちこちに激痛が)。
それで、ハタと思いました。まず、昨年末、原因不明の症状で昆明の病院に半日入院した際の診断。「尿酸値が異常に高い(危険な域まで達している由)」 、、、これって、「痛風」のことなんですよね? 僕が直接医師から聞いたのではなく、症状を聞いたモニカから、後々、食べ物等に関してのしつこいほどの注意を受け続けているのです。
思い当たる節と言えば、、、、。よく考えて見たら、もう10年15年ほど前からずっと続いている、不思議極まる症状。突然、体のどこかの部分に激痛が走り、それが我慢の限度を超す段階まで達し数日続きます。そして、あっけなく治まってしまう。やがて今度は全く別の場所が痛くなる、、、。その繰り返しが、10年以上続いているのです(中国に行き始めた頃からですので、かれこれ25年)。不思議でならなかったのですが、これも「痛風」の特徴のひとつなのではないでしょうか?(正確なことは知らない)。
結局、「3つの要因」のうち、最も心配すべき「虫噛まれによる悪性炎症」ではなかって、ほっとしたわけです。こんなことならば、スーリンを呼び寄せるのではなかった(笑)。結局、滞在中の宿泊費(12人部屋、1泊750円)と帰りのバス代(約2000円)は僕持ちということになり、一部N氏からの浄財を回すしかありません。もっとも本人(香港を除けば一応初海外)は、ハノイに来たことが楽しくて仕方がないようで、同じユースに宿泊中の中国人の女の子とつるんで、日がなあちこちをうろつき回っています(笑)。
その後、「痛風」の薬を飲み続けていることもあってか、今日は幾分痛みが和らいでいます。何と言っても一番の心配事は、昆明の自室の消失! とにかく、「中国に於ける拠点の確保」ということを、今後の全ての柱に置いて、計画を練っていたのです。それが全て白紙に戻ってしまう。どうすれば良いのか、途方に暮れてしまっています(部屋があれば、痛みがなくなるまで、根気良く蟄居していれば良いのですが)。
今日もMonicaとメールの遣り取り(何度も言うけれど英文での長文の遣り取りは神経が磨り減ってしまう、、、のみならず「いつまで経っても英語が上達しない僕は、なんて頭が悪いのだろう」と落ち込んでしまいます、、、、と言って中国語もまるで上達せずにいるので、今さっきもスーリンから「26年間も中国に来ているのに、さっぱり上達しない、お前はどうしようもないバカである」と、とっちめられていた)を繰り返しています。Monica自身には全く非はないわけで、6月に入れば僕に代わって部屋を使うことになる新入社員の教育係も命じられているとのこと等々、とてもハードな立場にあるわけです。
ちなみに、今日遣り取りをしたメールには、今彼女の置かれている状況についての詳細な説明が成されていました(会社および家族の中での立場と、いま全力で取組んでいるという来春に受ける試験のこと)。それを読めば、なぜ彼女が自分のアパートに僕を呼び寄せたのか、分かるような気がします。