≪ウグイスとションベンとホトトギス≫
今日は、(夜明け前に目が覚めて上手く2度寝が出来ずに、その結果時間を間違えてしまい)朝7時50分出発。
*カメラの設定が中国時間なので、前回の表示時間は50分づつ足しておいてください(例/10:00→10:50、前々回以前は合わせてある)。
「2021.5.23(下)モンキチョウ」は、今日の観察分ともども次回(たぶん数回に分けて)紹介します。
そう言えば、「ダイミョウセセリ(下)」も、2か月前から予告だけして一向に始まらない「謎のキチョウとモンキチョウ」も、まだですね。
イチモンジチョウ
レンズが2本とも不安、確かめておくべきだったのだけれど、まあ、途中でチェックすればいいか、と標準レンズを付けたままでいました。丘の入口で、いきなり新規撮影種が出現、慌てて一枚だけシャッター切ったら、飛んで行って戻ってこない。時間はたっぷりあるので戻ってくるのを待っていればよかったのだけれど、また出てくるだろうと思い、先に進んじゃいました(まだ8時過ぎなのに10時台と勘違いしていた)。結局、この一枚だけ。標準レンズで離れた場所からなので、豆粒ほどの写真を拡大しました。
ベニシジミ
イチモンジチョウは、今日現れた個体が第1化なのに対し、モンキチョウ、モンシロチョウは、第2化が出現しています。
ベニシジミとルリシジミ(撮影出来ず)も、今日第2化を初チェックしました。ともに入り口です(前者は往路、後者は帰路)。
今日のイチモンジチョウもそうだし、この間のジャコウアゲハもそうです。コツバメ、アオスジアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハ、カラスアゲハ、アカタテハ、、、、どれも、入口(すなわち住宅街脇)付近だけでしか出会っていません(アゲハチョウとキアゲハは途中の駐車場脇でも目撃)。どうやら、いわゆる「最普通種」は、雑木林とか草原よりも、むしろ市街地のほうに多いのかも知れません。
そう言えば、普通種中の普通種、ほかに蝶が一匹もいないところでもこいつだけはいる、という、ペインテッド・レディ(ヒメアカタテハ)を見ていません。それと同じく再普通種のウラナミシジミも今年は未だ見ていない。たぶん秋に多数出現するのでしょうね。
それはともかく、今日の主な目的は、タンポポ草原でのモンキチョウの再チェックです。
9:20~11:00(および12:50~13:10)→前回の分共々次回紹介予定。
一時間半ぐらい観察&撮影したところで、バッテリーの残量が少なくなってきた。確かフルに充電しておいたはずなんだけれど(8時間は大丈夫だと思ったので充電器は持って来なかった)。
それで、第二目的の、昨日(偶然撮影したヒメキマダラセセリではなく)キマダラセセリを見たポイントに移動。11: 20~12:35の一時間余、ここで粘りました。これも、キマダラセセリではなくて、ヒメキマダラセセリでした。沢山います。目の前(というか僕の足元)を4~5頭が目まぐるしく飛び交っています。しかし止まらない。正確に言えば、止まった場所が分からない。
ヒメキマダラセセリ
途中で、半ば諦めて、ションベン・タイム。すると、目の前にやって来て花に止まった。ションベンしながら写真を写しました(余りに近すぎたこともあって良い写真が撮れなかった)。「何か食べようとしたとき」と「ションベンタイム」に、必ずと言って良いほど(ずっと待っていた)蝶が現れます。
その後、一時間以上かけて、意地でもって数枚の写真を撮影しました。
ヒメキマダラセセリ
この間、人ひとり出会わなかった。聞こえるのは鳥の声だけ。特にウグイス。僕の頭上7~8mの梢で、一時間ずっと鳴き続けていました。いや、本当に良い声です。僕はその声を独占して聴いているので、贅沢といえば贅沢です。
ホーホケキョ(ケキョケキョケキョ)。澄んだ、(温かみはあるけれど)鋭い声。以前にも蝉(ヒグラシやツクツクボウシ)のところで書いたと思うけれど、中国のウグイスは、“ホーホへキョ”と聞こえるように思う、、、。
自然の音が、そこに住む人間の発音(例えば日本語や中国語)に反映されているのではないか、というのが、僕の意見ではあります。
遠くから、ホトトギスの声も聞こえてくる。確かに「テッペンカケタカ」とも「特許許可局」とも「ホトトギス」とも聞こえます。思ってみれば、実に不思議です。
あと、たまに聞こえるのが、低空飛行する米軍機の爆音。
日本で(絶滅寸前種などが生き残っている)貴重な自然が残っている場所ベスト3は、
1に、米軍基地の近く(荒れた草地があることが多い)。
2に、ゴルフ場の隣接地(緩衝地に雑木林)。
3に、宗教団体の所有土地(購入したまま手を付けないでいる)。
ここは、その3つに当て嵌まるわけです。