フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

若狭小浜

2010-02-20 | 日記

今日の、若狭はいい天気だ。福井県の天気予報は嶺北、嶺南に分けて報道される。その訳を小浜の友人に聞くと、敦賀で境となる越前と若狭の違いとのことで、同じ福井県といっても方言や気象が全く違うとのことである。

小浜の卸売市場が小売りもやっている土産物センターになっている。s若狭の名物は「焼き鯖」「鯖寿司」である。センターに行くと、海産物が所狭しと並べられている。都会のスーパーでは見られないような地の魚も売っている。

いろいろ買いたいものがったが、焼き鯖、鯖の醤油漬、タコの醤油漬、天ぷらなどを買った。

そのあと、小浜名物の箸屋さんに行く。ここは体験館にもなっていて、回転する砥石に箸を充てると模様が出てくる。当て方によって模様が変わり自分の好きな箸を作ることができる。

そのあとも、小浜の友人は私たちを案内したいところがあったのだが、生憎、私が午後にフルートアンサンブルの練習があるので、お暇することになった。


日本海若狭の海

2010-02-19 | 旅行

若い頃、一緒によく遊んだ友達と、若狭小浜に行った。小浜には、早く仕事を辞め自分の故郷で暮らしてきた友人がいる。今回で卒業旅行は、4回目で、行先は全て海である。天気予報では雪になるといわれていたので道は大丈夫かなと心配したが、行ってみると雪は山の上のほうにあるだけで、道路全く問題なく、いささか拍子抜けした。

宿の、目の前が夏には海水浴場になるという浜なので、風呂からは波静かな若狭湾を眺めることができた。

夕食には、小浜の友人も駆け付けてくれて、5人で宴会となる。若い時の懐かしい話に花が咲いた。冬の若狭の料理の売りは「カニとフグ」。今回も、フグのてっさとカニのしゃぶしゃぶ、カニ酢、カニちりを味わうことができた。差し入れてくれた地酒「若狭」は、口当たりがよく実にうまかったので、つい飲み過ぎてしまい、心地よく酔いづぶれてしまった。

 

 


居酒屋

2010-02-18 | 日記

仕事が終わって、今日は山のメンバーが居酒屋に集結した。秋の剣岳登山の反省会以来である。食べ物、飲み物を片っ端から注文する。この点、安い居酒屋は迷わなくていい。

このメンバーに一度八ヶ岳へ来ていただこうとなり、5月の連休の前後はどうか、ということになった。泊るとなると寝具が少ないのが問題だ。「何、寝袋でいいよ」という者もいる。わざわざ八ヶ岳まで来て寝袋はないだろう、というと、ペンションにしておこうか、ということになった。こんな話をしていると、気持はもう5月の連休に飛んでいる。

この寒い冬が過ぎれば、いよいよ「春」である。


2月第2回目のレッスン

2010-02-17 | フルート

今日は今月2回目のフルートレッスン。退社後さっそくカラオケボックスで、音出しをする。

レッスンは、まず「タファネル・ゴーベル」の毎日の練習。テンポ96で行う。とくに右指の薬指の訓練を行う。中音のレ・ド・シと降りてくるところで、ドの時に右の薬指があまり上がっていないため音が濁っていると指摘された。その解消の特訓を行う。

次にケーラー作品66「25のロマンティックエチュード」NO9「Octaves」、要するにオクターブの練習である。ソ、ファ♯、ミ、レ♯が難しい。とくにファ♯、レ♯が上手く鳴らないのが課題だ。

次に、タファネルの「アンダンテ・パストラル」。出だしの伸ばしのリズムがだいぶ良くなってきたとほめられる。「数えることができるようになりましたね」とのことだ。これなら、なんとかなるそうである。

次のレッスンの方が入室し、先生の全快を祝い、3人でアンサンブルを演奏することになった。曲は、「遠くへ行きたい」「花」「世界一周」「アメイジンググレース」である。


東野圭吾 「容疑者Xの献身」

2010-02-16 | 濫読

最後まで読んで、なるほど東野圭吾がよく読まれる理由がわかった。推理小説でありながら、ほろとさせるところがいい。

靖子に金の無心に来た前夫富樫を靖子が殺し、靖子に心引かれる隣人の数学教師石神が、アリバイ工作をする、と言う筋だ。読んでいる途中までは、何故、刑事が富樫の殺ろしの犯人を靖子と決め付ける操作をするのか。遊び人富樫の他の交友関係をあたらないのか、ちょっと断定的過ぎる。「天才数学者」「天才物理学者」との言葉が何度も出てくるのもちょっとどうか、と思った。

ところが、そういう不満を忘れさせるほど、後半の展開がすばらしいではないか。石神の自首と「二重殺人」のトリックにはうならされた。それほどまでにも、自己を犠牲にする石神の靖子への愛、最後の靖子の自首。単なる推理小説に終わらない小説の醍醐味を楽しむことができた。