甲武信岳 深田久弥「日本百名山」より
「頂上に降った一滴は、千曲川に落ちて信濃川となり日本海に入る。
他の一滴は荒川に落ちて大東京を貫流し、東京湾に注ぐ。
さらに次の一滴は笛吹川に落ちて富士川となり太平洋のものとなる」
今日は、前々から登りたいと思いながら登れなかった甲武信岳に登る。
梅雨入り前のまずまずの天候である。昨日我が家にやってきた山のメンバーと一緒に5時過ぎアダージョの森出発。6時30分、梓山毛木平に到着した。駐車場には既に多くの車が止まっていた。
7時駐車場発。
今回は千曲川の源流をたどるコースを登る。登山道は整備されていて、勾配もなだらかで歩きやすい。
シロバナヘビイチゴ
ツマトリソウ
ナメ滝が現れた。
千曲川源流まで0.9㎞の標識」
コバイケイソウかな、花が咲いていないのでバイケイソウとの区別がつかない
渓流の流れは、源流の雰囲気になってきた。
しばらく行くと「千曲川 信濃川水源地標」地点に到着した。
その下のロープを張っているところが、「源流の水汲み場」になっている。
シラビソの樹林帯を登る
しばらくすると、国師ヶ岳~甲武信ヶ岳の縦走路に出る。
樹林帯の中から富士山が見える。頂上直下のガレ場から頂上まではひと踏ん張りだった。
12時甲武信岳(2475m)頂上到着。左手(南方向)に富士山が見える。金峰山や瑞牆山もよく見えるが、八ヶ岳は雲の中だった。
山々を見ながら昼食を取る。
13時 甲武信小屋到着。手作りのような古びた山小屋だ。まずは、登頂を喜び乾杯をする。
その後部屋でしばらく休憩をする。
午後5時半、広い食堂で夕食のカレーライスを食べる。大盛りにしてもらった。その後、ビデオ観賞会があった。8時に消灯。夜中に雨の降る音がする。
明くる6月3日は、朝から雨が降っている。5時に朝食を食べ、雨具に身を包んで、朝6時に小屋を発った。登りと同じ道を下山し、10時30分、梓山毛木平駐車場に戻ってきた。
その後、「ヤッホーの湯」に浸かって登山の疲れを癒した。