林の中に、面白い植物が顔を出してきた。アキノギンリョウソウだ。
ギンリョウソウは、初夏から夏にかけて咲き、アキノギンリョウソウより透明感があるようだが、アダージョの森では見かけない。
正式な名はギンリョウソウモドキ(学名:Monotropa uniflora)と言われ、シャクジョウソウ科シャクジョウソウ属の多年草だ。
林の中の薄暗いところに、2,3本、あるいは固まった咲いているところもある。「ユウレイソウ」とも呼ばれている。
腐植質を養分としていて、いわゆる光合成は行わない。不思議といえば不思議な花だ。しかし、なんとなく、面白げでもある。
毎年出てくるところはほぼ決まっているので、そのあたりは、踏まないように避けて通ることにしている