フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

マグノリアの森を再訪する

2012-10-12 | 庭探訪

今日もいい天気になった。外気温は9度、室温17度、湿度40%。まだ暖房するほどでもないが、そろそろ、心づもりをしておかねばならない。

朝のうちはフルート練習だ。いい加減バッハの空いてきたので、「アルルの女」で気分転換すると、意外や、気持ちよく音が鳴った。フルートも寒さに慣れたのかな。

12時過ぎから、戻ってくる妻を迎えに出る。まずは、図書館へ行き、予約した本を受け取る。続いて、散髪でもしようと思って、探していると、小さな店が道筋にあったので入ってみる。面白い店で、営業は月に2日だけで、今日はその2日の1日にあたり、営業しているらしい。散髪をしてすっきりした後、きららで食材の買い出しだ。昼のスーパーには意外と男性が多い。と言っても私と同じような、「勤務を終えた」と思われる方々だ。

妻を迎えに小淵沢バス停に行くと、予定より5分早く到着した。そのとき、同じバスに乗っていた若い女性が、地図を見せて「ユースホステル」への道を教えていただけませんかと尋ねる。地図を見ると、大分遠そうなので、送ってあげることにした。小淵沢のYHは初めてだが、なかなか感じのいいところだった。

その後、久しぶりにペンション「ポリアンナ」の庭を見に行くことにする。まずは、コーヒーを飲みながら庭の雰囲気に浸る。

「マグノリアの森」と呼ぶだけあり、コブシに似た赤い実をつける木が多かった。

その後、中庭の広い芝生を歩いて、可愛いガゼボの中を覗くと、後ろから「潰れますよ」と声が聞こえる。私は、「頭が潰れているから大丈夫」ですよ、と答えた。振り返ると、10年以上前に出会ったオーナー夫人だ。驚いたことに、その後の年のつみ重ねを感じさせない、元気な顔つきだ。

久しぶりですね挨拶をして、庭の奥「シークレット・ガーデン」を歩く。

ここは小さなせせらぎが流れ、それが池になっている。自然な森の中の雰囲気がいい。

ギボウシやウバユリが鹿の食害を防ぐために、鉄柵で囲われている。

花々のそばに立てられている、銅版製名札、これは参考になる。

秋も深まってきているという季節なので、シュウメイギク以外は、ほとんど花は咲いていない。それだけ草木の色合いと形が浮かび上がって庭を特徴づけているともいえる。サラシナショウマの背丈がびっくりするほど大きいのは何故だろうか。秋の深まりを静かに感じさせてくれる庭だった。