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CL決勝T1回戦 1st leg レアル・マドリード VS アーセナル

2006-02-23 | アーセナル

レアル・マドリード 0-1 アーセナル

得点)アンリ

HOME)レアル・マドリード

                     ロナウド

            ロビーニョ
                      ジダン        ベッカム

                 グティ
                          グラベセン

       ロベルト・カルロス                  シシーニョ
              セルヒオ・ラモス   ウッドゲート


                    カシージャス

交代)ウッドゲート → メヒア
     ロビーニョ → ラウル
    グラベセン → バチスタ


AWAY)アーセナル

                      アンリ

            レジェス
                                   フレブ

                リュングベリ
                            セスク

                   ジウベルト・シウバ

         フラミニ                      エブーエ
                 センデロス    トゥーレ


                      レーマン

交代)フレブ → ピレス
   レジェス → ディアビー
    セスク → ソング


<見事にはまった「相性」
レアル・マドリードのホーム、サンチャゴ・ベルナベウで行われた1st leg。 意外にもレアルとアーセナルはヨーロッパのコンペティションでは初顔合わせ。 しかしアーセナルにとって、レアルのショートパスを繋ぐ「スタイル」、そのパスを繋ぐために整えられた「ピッチ」のどちらもが「アーセナルのスタイル」にはまった。

レアルは一時のひどい時期を乗り越え、現在は絶好調。 サイドで守備に追われ、なかなかコンディションが上がらなかったジダンをトップ下の位置に固定したことで、チーム全体の攻撃のリズムが良くなった。
対するアーセナルは、怪我人続出でリーグ戦は未だ不振。 車とフェリーでの移動で出場が噂されたベルカンプは結局回避、ファンペルシーは怪我、アデバイヨールはモナコで予備予選に出場したことで規約上出場できず、システムはリーグ戦で成功した試しのない「アンリの1トップ」で挑むことに… 守備陣も怪我人は誰一人戻らず、アウェイで「大量失点」を喫し、1st legで勝負を決められてしまうのではないか、という不安が試合前に頭をよぎったアーセナルファンは自分だけではないと思う。

しかし、試合は立ち上がりに、右SBシシーニョが上がったスペースにレジェスが走り込んでファーストシュートを放つと、その後の15分間もアーセナルのペースで試合が進む。
「レアルのディフェンスは脆い。アウェイと言えど付け込む隙はあるはず。」
と試合前に考えていたことが、そのレジェスのシュート時に「確信」に変わった。
今季アーセナルがプレミアシップで不調の原因は、主力の相次ぐ怪我による人員不足の他に、チェルシーやボルトンがヒントを与えた「アーセナル対策」が、各クラブに浸透してしまったことにある。 丁寧にパスを回して行く「技」のアーセナルに対し、前線から厳しいプレッシャーをかけて中盤を機能させず、攻撃ではロングボールを主体に「力」で攻めてくるチームが非常に多くなった。 事実、それはアーセナルの苦手とするところだ。
しかし、この日のレアルからは、アーセナルが普段リーグ戦で受けているようなプレッシャーを感じず、各選手が中盤で簡単に前を向くことができた。
そして、その後もセスクやアンリがシュートを放ち、決定機を作る。 しかし、決めきれない。
「決められるうちに決めておかないと…」
というのは、サッカーの世界で起こる「自然法則」だ。
  審判のホーム寄りの判定と、センデロスやフラミニがイージーミス続けて犯したことで試合の主導権がレアルへと移っていくが、前半をなんとか乗り切る。

そして、後半開始3分、中央でボールを受けたアンリがドリブルで2人、3人とかわして左足を振りぬき、先制!!!

エースが決めた!!! まさかの先制、そしてアウェイゴール!!! 

その後のアーセナルは完全に「アウェイの戦い」に転じ、レアルの薄くなった守備意識を突いてカウンターを狙うようになった。 そして、ピレスとディアビーが「勝負」を決定づけるチャンス(写真下)を掴むが、生かせない。 嫌な予感が再度よぎるが、トゥーレ、シウバ、エブーエ、レーマンらが必死に守り切り、アウェイであまりにも貴重な勝利!!! 大きなアドバンテージを持ってハイバリーに帰ることとなった。

     


<2nd leg 展望>

この試合は不安視された守備陣が本当によく頑張った。 クリアが儘ならないセンデロス、スピードのないベッカムに尽く裏を取られるフラミニの対応、セットプレーの危なっかしい守備には、深夜に何度も発狂させられそうになったが(笑)、全体的には素晴らしい出来だったと思う。
次はホーム、ハイバリーで戦える。 その上、アシュリーベルカンプ、ファン・ペルシーらも戻ってくる。 アーセナルが絶対的優位であることは間違いない。

しかし、アーセナルがアウェイでできることは、レアルもできるはずだ。 決して油断はならない。 早い時間帯に先制でもされたら形勢は一気に逆転するだろう。

でも、アーセナルには絶対に負けてほしくない。 なぜなら、それは自分がアーセナルのファンであるから、そして、2nd legが行われる3月8日が自分にとって、最初で最後のハイバリー観戦の日になるから!!

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1回戦1stleg (タクマ)
2006-02-23 03:25:07
本当によく勝ってくれましたね!アンリが決めた時は僕も大騒ぎでしたよ(笑)正直、思いがけない勝利でした。まぁ追加点のチャンスが何度もあり得点するに越したことは無いですけど、1-0ということでまだまだ気を緩めず高いモチベーションでホーム戦に挑めるのではないでしょうか。それから3月8日にスタジアム行くそうですね!しかも相手がレアルなんて好カードじゃないですか。本当に羨ましい限りです。まぁ僕は日本から応援してますんで、頑張って勝つよう応援してきて下さい!帰ってきたらハイバリーの雰囲気教えて下さいね!
返信する
>>タクマさん (ピレス)
2006-02-23 23:55:18
試合内容では勝って当然でしたけど、試合前は勝てるなんて思ってなかったから嬉しいですね!!



2ne legは応援してきます!! 勝てば素晴らしい雰囲気になるでしょうね!!
返信する
Unknown ()
2006-02-24 01:23:46
うわ、壁紙キタ(笑)昨シーズンのバイエルン戦、セカンドレグの時と同様試合中ずっと震えてました(笑)何でもっと攻めないんだよ~と思いつつも観戦中はとにかく勝つ事優先ですしね。



しかしイングランドのクラブがヨーロッパへ出た時、ぶち当たる壁の一つが審判ですね。僕はファリーナ主審の判定はホームよりとかいう以前に、わけわかんないと思いました。判定の基準がマイク・ライリー並(笑)こうなってくるとワールドカップ不安です、モレノみたいなやつが現れないといいけど。



とにかくアウェーで0-1、ローヴァーズとコテイジャーズの試合すっ飛ばしてとっととセカンドレグが見たいです。レアルを下して勝ち抜けたらそれだけで満足な感じさえしますが、リーグがダメならやっぱりCL獲って欲しいですよね。
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>>陸さん (ピレス)
2006-02-25 04:35:13
強い時のアーセナルでも、今回みたいな「アウェイの戦い」はできませんでしたよね~。 攻撃が不調な分、守備の意識が働いていい結果に繋がってるのかもしれませんね♪



主審の判定の基準は曖昧でしたね。。。 ホーム寄りと思えたのは、副審の1人です。 ベッカムとレーマンの1対1の場面では明らかなオフサイド、アンリが後方からの縦パスで抜け出したシーンでは明らかな恩サイドでした。 ハイバリーでは逆になってくれることを祈ります。



レアルをアウェイ撃破で、久々に上がった「アーセナル株」の真価がロバーズ戦では問われそうですね!!
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