NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

CL準決勝 1st leg ACミラン VS バルセロナ

2006-04-19 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

ACミラン 0-1 バルセロナ

得点)ジュリ

HOME)ACミラン

             シェフチェンコ   ジラルディーノ

                     カカ

          セードルフ             ガットゥーゾ

                     ピルロ

       セルジーニョ                     スタム
                カラーゼ     ネスタ


                     ジーダ


交代)   ピルロ → マルディーニ
   ガットゥーゾ → アンブロジーニ
      スタム → カフー


AWAY)バルセロナ

                      エトー
                                  ジュリ
           ロナウジョーニョ

                イニエスタ     ファン・ボメル

                     エジミウソン

        ファン・ボロンクホルスト               オレゲル
                  プジョル    マルケス


                     V・ヴァルデス


交代)    ジュリ → ベレッチ
      オレゲル → モッタ
  ロナウジーニョ → マキシ・ロペス


<個人の差、そして監督の差>
CLもいよいよ準決勝!!! まずは「世間的に」大注目のACミラン対バルセロナの試合!!(個人的に、「もう1つの試合」の方がもっと大注目なぶん、他のサッカーファンの方よりこの試合に対する興味は薄いかもしれません 笑)

まずはミランのホーム、サンシーロで行われた1st leg。
ミランはインザーギが発熱で欠場。 バルセロナはメッシーとラーションを負傷で、デコを累積警告で欠いた。

リーグ戦ここ数試合、両チームともここにコンディションを合わせていくことを意識した戦いぶりが目立っただけに、序盤から動きが良く、特にミランの守備が機能し、試合の主導権を握った。
ミランは中盤をコンパクトにして早めにチェック。 バルセロナのFWにくさびのパスを入れさせず、前線でのボール回しを封じ、そこからカウンターでサイドバックの裏のスペースを使おうとする意図が見て取れた。
このように立ち上がりから積極的に仕掛けたミランは前半13分にスローインからジラルディーノがDFを背負いながらシュートを放つがこれはポスト。 直後にはシェフチェンコがヘディングシュートを放つも、GKヴァルデスの正面。

もちろんバルサも黙っておらず、各自がミランの守備を外すように動き、パスを回し、徐々に流れを掴み始めた。 そして27分にFKを得て、30分にはロナウジーニョの突破からチャンスを作ったが、スコアは動かずそのまま前半終了。

後半、前半の終盤にペースを掴んだバルセロナが開始から積極的に仕掛けた。
さらにミランが中盤でのチェックが遅れ始めたことで、前線から最終ラインまでの全体のディフェンスに混乱が見えるようになった。
そして試合の全てを決めたのは後半12分、ロナウジーニョがガットゥーゾの寄せを弾き飛ばすと,ノーステップでGKジーダが出られない絶妙な位置にフライスルーパス! これをカラーゼとネスタの間をダイアゴナル・ランで走り込んできたジュリが受け、左足でニアサイドに豪快に蹴りこんで先制!!

ミランにとっては、
「ホームの1st leg、アウェイゴールの先制を許した。」
という事実以上に精神的ショックを受けるような、個の能力をまざまざと見せつけられた、あまりに美しいゴール。

さらに追い討ちをかけるように、5分後にはロナウジーニョがドリブルでディフェンスをあれよあれよとかわしてポスト直撃のシュート。
その後は、ここがカンプノウであるかのようにバルサがパスを回してミランを全く寄せつけず、試合終了。


ミランはポストに嫌われ、主審の判定にも泣かされ、と運がなかった。 しかし、それ以上に個々の能力の差、チームとしての完成度の差を見せつけられた。
結果は内容に則したフェアなものだったと思う。

そして、気になったのは両監督の采配。
ミランのアンチェロッティが先制点を喫した後に行った交代策は、リヨン戦と同じ、「セルジーニョを1つ上げて、中盤にアンブロジーニを入れる」というもの。

策がない…

もちろん、この采配はバルサのライカールト監督にとっては「予習済み」のものだ。 そのセルジーニョを見る形で「ジュリに代えてベレッチを投入」。 これはリヨンのウリエ監督が準々決勝で、「攻撃的なゴヴに代えて守備的なレベィエールを入れた采配」と全く同じ意図だろう。
ここで疑問なのは、ベンチにいたルイ・コスタやアモローゾといった攻撃的な選手をなぜ使わなかったのか? ということだ。 アンチェロッティのホームでの消極的すぎる采配が目に付いた。

これでバルサはかなり優位になった。 カンプノウでバルサが負けるとは考えにくい。 ミランも攻撃に出てくる。 今回以上に攻めの余裕はできるだろう。

とは言え、何が起こるかわからないのがサッカー、そしてCL。
ミランには、昨季決勝で被害を受けた大逆転劇を、今度は自らが演じるよう期待したい。

 

Milan Team Statistics Barcelona
 0 Goals 1
 0 1st Half Goals 0
 3 Shots on Target 4
 8 Shots off Target 7
 2 Blocked Shots 3
 4 Corners 1
 22 Fouls 20
 5 Offsides 2
 1 Yellow Cards 2
 0 Red Cards 0
73.% Passing Success 77.4%
 24 Tackles 31
70.8% Tackles Success 77.4%
44.9% Possession 55.1%
47.3% Territorial Advantage 52.7%

 

 

その他のミラン対バルセロナ戦の詳細試合レポートは、
人気blogランキングへ
最新のサッカーブログランキングはこちらをクリック!(登録中!! モチベーション維持のためご協力お願いします!)



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (間借り人)
2006-04-20 16:29:47
トラバ有難うございます。



正直言って、両方のチームに勝って欲しい試合!(無理だ)

最終的にミラン、バルセロナの特性が存分でた試合をして欲しいと思っています。
返信する
Unknown (time-machine-5655)
2006-04-20 22:46:17
TBありがとうございます。



2戦目盛り上がって欲しいですが、やはりバルサがホームで負けるというのは考えづらいです。

ここが今のアンチェロッティの限界なんでしょうか。

何か勝負弱い感があります。



とにかく、2戦目楽しみです。
返信する
Unknown (siesta)
2006-04-21 02:12:15
TBありがとうございます。

バルサかなり有利になりました。

しかし何が起こるかまだわかりませんね。
返信する