コンサルティングは自転車に乗って⇒企業年金総合プランナーのブログです。

企業年金・退職金制度全般に関するご相談を行っています。
お気軽にご連絡下さい。

退職給付制度の再編と人事制度

2008-10-21 09:57:31 | 給与制度

退職給付制度の再編、適格退職年金の移行や退職一時金制度における準備
手段の検討などについてコンサルティングを行う時、その企業の人事制度にも
踏み込まなければいけないことがあります。

中小企業では、人事・給与制度は改定したけれど適格退職年金を使った退職
金制度はそのままにしてある、給与制度も退職一時金制度も数十年前の制度
をそのまま維持している、あるいは、かなり高いコンサルティング費用を払って
改定したと思われる人事制度が結構使いづらいものになっている、といった事
例によく出会います。

もともと退職給付制度は人事制度の一環なので、退職給付制度に関する仕事
をするときには、人事制度、給与制度と切り離して考えることはできません。
退職給付制度のコンサルティングには、人事・給与制度に関する知識が必要だ
と思います。

今回のブログは、ちょっと唐突な感じですが、実は、「役割等級人事制度」に
ついて書いてみようと思い立ちました。
それは、1級DCプランナーの資格更新のための通信教育テキストの中に、この
「役割等級人事制度」という言葉があったからです。
(資格更新は今回で3回目ですが、資格更新テキストで「役割等級人事制度」
 について言及しているのは、初めてだと思います。)

「役割等級人事制度」は、「同一役割・同一賃金」が原則です。
役割の変更がない限り、賃金も変わりません。よって人件費が増えるのを抑制
する効果がある制度です。

この「役割等級人事制度」については、適年の移行コンサルティングを始めるに
あたって、6~7年前に勉強しました。
                         →続く



コメントを投稿