サテーーーと・・・
今度は、何を書こうか? 顔の次は、胸と言う事になるナァーーー
“翅”にしようか・・・
一般的に、昆虫の“翅”は、胸の背中の表皮が伸びた物だと言う事は、既に述べた。これは、当初、飛ぶ為のもではなかった。
ご存知のように、昆虫は、変温動物である。変温動物は、温度に対して極めて敏感だ!!! 温度が下ると陽だまりで太陽光を浴びて暖を採る昆虫は多いし、また、気温が上ると、クーリングする・・・
蝶が、そのいい例だろう?
“ヘボ”ちゃんもそうで、暑い時は、扇風活動を活発に行うし、寒いとモジモジとして殆ど動けない。
このように、昆虫の“翅”は、クーリングダウンする必要性から進化し始めたものらしい・・・
それが、何時の頃か?飛ぶ道具へと変化し、昆虫の行動力を一段と高めたのだ・・・
“翅”で飛翔力を付けた事により、昆虫の大変革が始まったと言えよう!!!
もう4~5年前になろうか?或は、もっと前かナァーーー ある時、顕微鏡で“ヘボ”ちゃんを眺めていた。
“翅”に脈が走っているのは見れば、直ぐ、判るのだが、前翅と後翅の端部に奇妙は仕掛けがあるのを発見した。
“翅”を動かして開くと、何と、全開近い時点で、自然と、前翅と後翅が連結するのだ!!!この仕掛けを、更に、倍率を上げて覗き込むと、後翅の端部に釣り鍼状の鍵が、付いている!!!その数32~3個にも及ぶ・・・
そして、前翅の端部は?と言えば、此処にも仕掛けがあり、釣り鍼の鍵を引っ掛ける受けが帯状に伸びていた・・・
ハハーーン!!成程・・・こういう仕掛けだったんだ!!!
青天の霹靂とは、こう言う事を言うのだろうか?
この日は、大発見!!!ルンルン気分で家に帰った。
そして、この仕掛け構造を画像にして見た・・・
勿論、普通のマクロレンズでは、歯が起たない!!! 引っ張り出したのは、Canon の MP-E 65・・・、倍率を、3~4倍にした・・・
出た出た・・・、出たーーー スゲーー!!!
画像は、明日と言う事にしよう・・・
なお、“翅”の支脈は、“翅”のシナヤカな強度を挙げる弾力性のある支え梁になっていると同時に、この中を血液が流れているのだ・・・
実に良く出来た構造になっている・・・
この“翅”を動かす飛翔筋については、引き続き、後日、カキコをして見たい・・・
凄い事になっているヨーーー