今日は、胸部の歩行器官:“脚”について、カキコをしてみたい・・・
“ヘボ”は、小さな昆虫なので、一寸見た丈では一体どうなっているか、皆目、判らない。
漫画:模式図を見て頂きたい。
こんなに沢山の節から構成されている。そして、これ等の節には、沢山の筋肉が詰っている・・・
一見無駄な関節があるように感ずるが、そんな物は一つもない!!!
皆、夫々重要な役割を果たしている・・・
中でも驚いたのは、
①.関節の先の府節に嗅覚器官がある!!!
②.鉤爪の間に“胞盤”があり、仮にガラス板のようなものでも吸い付けて掻き上がれるのだ!!!
③.そして、“頸節”についている鉤爪だ!!!
この3つの働きには物好きな爺も恐れ入った。
嗅覚と頸節の鉤爪の話は、明日以降にするとして、まず、“胞盤”から・・・
自然界では、別段、感じた事もなかったが、ヘボハウスで飼育~交尾蜂を捕獲するようになって、ある時、ふと不思議に思う事があった。
あのツルツル滑るガラスの上を恰も歩いているが如き歩行をしているではないか?
当初、“鉤爪”を起てて歩いているとばかり思っていた、が、交尾時でもガラスの上で事を仕出かしている?ウウーーン?
幾ら鋭い鉤爪でも?????
それから謎解きが始まった・・・
想像通り、“鉤爪”ではない事が判った。 “胞盤”で吸い付いていたのだ!!!
成程・・・成程・・・ 調べてみるもんだ・・・
どんなツルツルさんでもヘッチャラだい!!! 何だって掴まえられるし、歩けるよ・・・
昆虫の体の仕組み:巧みさには恐れ入った・・・