『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 穏やかな小春日和・・・ 』

2012-11-20 23:33:36 | Weblog
             


昨日の寒さとは打って変わって今日は穏やかな小春日和となった。
9時、遅い朝ご飯を食べ、砂糖水を用意してサテアンに入る。
穏やかな日和に誘われてヘボちゃん達は轟音を発し閉鎖空間を飛び回っている・・・ その数何万匹であろう? 物凄い響きだ!!! 
小春日和になると、もう、朝9時ともなると交尾が始まる・・・
眼の前にパラパラと降って来る!!!
今日は穏やか!、こんな小春日和だとこういう交尾が2時位まで果てしなく続く!!!
交尾システムにはある一定の法則が有り、大まか、この法則に載っている・・・
雄蜂は閉鎖空間を新女王蜂を求めて旋回している。 新女王蜂はというと、巣穴から出ると、先ず、ションベンを簸る!!! これが何を意味しているのか、まだ、解明出来ていないが、察する所雄蜂への存在感を示すシグナル?一種のフェロモンと考えられる。 野外で飼っていても出巣して間もなくシュ~~~ッとションベンを撒く(簸る)・・・
そして、何処ぞへ消えて行く・・・
その多くは、日当りのイイ高い樹木の梢近傍と推測される。 ここには、先の出巣した雄蜂達が群をなし行ったり来たりの徘徊をしている・・・ 交尾相手になる新女王蜂を探している。
閉鎖空間では、雄蜂、新女王蜂、それに外へ出たがっている働き蜂でゴッタ換えしている!!! これが爆音となって轟音になる・・・ ガンガンと響き渡っている!!!
女王蜂は、始めて知る世界で、多分、間違いなく面喰っているのだろう・・・暫くの間閉鎖空間を徘徊する。 舞疲れるとサテンのアルミ骨やガラス、トラップであるクシャクシャ新聞紙に留まる。 そうすると、徘徊中の雄蜂が遣って来てメデタシ目出度し!!!と相成る!
今日のような穏やかな小春日和の日は、交尾が促進される。 
天井のガラス板矢張りにおツルミさんがブラ下っているので一目で判る!!!
女王蜂の鈎爪、脚の把握器は、強烈だ!!! ツルツルのガラス板をも掴むグリップ力がある。 でも、中には自重と雄蜂の体を支え切れずに降って(落っこちて)来る!

こういう観察は、完璧に掌握し切っているので、最近では怱々長居する事も無くなったが、自然界では見られない光景だけに初期の頃は興奮した。
そして、何より興奮したのは、何百枚という交尾画像を撮影出来た事である。
その昔は、マクロ撮影のみだったが、自己開発した蟲の眼レンズを使うようになってからは迫力ある画像が撮れている!!!

そして、ビデオカメラに蟲の眼レンズを付けられるようになり、動画も撮影に成功している・・・ 蟲の眼レンズを通して見る交尾シーンは、迫力満点で老い耄れ爺の宝物になっている。
このブログにも貼り付けられる筈だが、その手法が判らないので掲げられないが、惜しまれる・・・ 前から狙っているのだが、まだまだ、使い切れていない・・・

餌は、砂糖水オンリーになってしまい、寂しい限りだが、通いは相変わらずブンブン丸で、まだまだ、この活動は12月頃まで続くと思われる。
今秋末、第1回目の交尾蜂捕獲をしよう!!!と、今日、その準備に掛った。
丁度、柿の葉が落ちたので、隠れ家にと掻き集めた。 そして、低温保存用の氷作りを始めた。 今年、気温が、中々、下がらないので、捕獲作業は遅れているが、勃々、イイ時期を迎えつつある・・・ 気温が下がらないと、捕獲女王蜂にダメージを与える事になるので、低温捕獲は絶対条件だ!!! 

面白い事に、働き蜂もメスだが、働き蜂と交尾しているオスを見たことは無い!!!   何処がどう違うのだろう?
気になる所である・・・   

明日は、「触覚」について考えて見たい・・・