goo

議員勉強会

大阪府議会議員のOさんの呼びかけで集まった府内市町議員の一人として、大阪府職員から水道事業と大阪府から市町村への権限委譲について説明をしてもらいました。

大阪府水道と大阪市水道の府市統合ということで、知事と市長が協議し始めたわけですが、もともと前の知事さんのときも府市統合という話があったそうですし、府と市の二重行政解消ということのシンボリックな事案として、浮上しては沈み、また浮上しては・・・という状況でしょうか。

一時的には大阪市がコンセッション方式という耳慣れない仕組みで大阪府営水道がこれまで大阪府内の市町村に水道水を供給してきたものを大阪市の水道部が担おうということが提案されましたが、今は、大阪府内の市町村の企業団方式ということで水道供給事業を担うということが協議されているようです。

ただ、そもそも、水道法に則って大阪府内市町村が大阪府に水道水供給事業を担ってほしいということで始まったのが大阪府水道事業の始まりだと聞いていますので、それが市町村側から企業団方式にしてほしいといい始めたわけではなく、知事が大阪府と大阪市が水道事業について二重になっているから、一つにしてはどうか、大阪府水道部を解体してはどうかということを言い出したわけです。

したがって、市町村側が今の仕組みで別段問題ないと思えば今までどおり大阪府が水道供給事業を行ってくれればいいのですが、どうなんでしょうね。

権限委譲についても、大阪府内の市町村がそれぞれ大阪府から権限委譲を受けて、大阪府は身軽になるということのようですが、もし、市町村のうち一つでも移譲は受けられないといことになれば、大阪府はその事業についてはこれまでと同じように行うということのようなので(あくまでも強制はしないということ。お願いをするかもしれないけれど)、これも知事の思い先行型の施策です。

また、権限委譲に伴って、大阪府は発展的解消し、関西州になるということを目的にしているようですが、大阪府を取り巻く府県が関西州の話に乗ってこなければ、大阪府だけで関西州になるつもりなの?って???がいっぱい並ぶような資料中の記載がありました。

これも知事が言われるように、本当に大阪府民のためになるのかどうか?
イメージが先行していて、根っこ(根本的な)の話ができていないように思うのですが、どうなのでしょうか?

おまけに、知事がこれからもずっと知事をしたいと思っているのかどうかも不明ですし、もし万一、一期だけで終わった場合、あるいはもし万々一、一期の途中で辞めるとなった場合、花火だけ打ち上げて、後は知らない、となってしまわないのでしょうか?

ともかく、市町村は市町村としてしっかりと住民のほうを向いて、笛を吹かれて踊らされることなく、地に足つけて政治を行うよう、議員としてこれからもチェックしていかなければならないと思った一日でした。

『未来にまっすぐ』をご覧いただいたみなさまへ
ブログランキングに参加しています。下のバナーか、テキストをクリックしてください。ご協力よろしくお願いします。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ にほんブログ村 (政治家・市区町村)
コメント(0)|Trackback()
     
?
?