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大阪府豊中市 お酒と創作料理の『心響彩酒ごえん』 ブログ

和食とお酒を楽しみながらゆったりとくつろいで頂ける雰囲気のお店です。

日本酒新入荷しました1/2 義侠

2019年11月06日 | 日記

新しい日本酒をメニュー入りさせましたので

ご報告いたします。

 

珍しい愛知県からのお酒でございます。

義侠 滓がらみ 五百万石

純米生原酒 60% 生酒

蔵元 山忠本家酒造
蔵元所在地 愛知県愛西市日置町1813
アルコール分 16~17%
内容量 1800ml
原料米 富山県なんと農協産 五百万石100%
精米歩合 60%
火入 生酒
日本酒度 +5.1
酸度
酵母 協会9号酵母

富山県なんと農協の意欲的な農業に取り組む姿勢に共感し、

応援したくこのお酒を造りました。

しぼった翌日に瓶詰め・出荷をするフレッシュな新酒第一弾。

義侠のメインである山田錦とは異なる味わいが楽しめます。

このお酒は無濾過生原酒の滓がらみ(おりがらみ)になります。

 

滓がらみとは

滓(おり)は、醪(もろみ)を細かい目の布などである程度絞った後に残る

白い沈殿物で、この滓を取り除かずに瓶詰めした日本酒は

おり酒と呼ばれます。また、「滓絡み(おりがらみ)」とも呼ばれています。

 

山忠本家酒造とは

愛知県愛西市にある蔵元。江戸中期の創業で、蔵の歴史は200年余りに及ぶ。

蔵の社長は代々「山田忠右エ門」を名乗り、現当主で九代目です。

義侠のお酒は、米の良さ、造りの良さが、そのまま反映され、

酒が本来持っている色を残し、香りを求めず、芯のあるどっしりとした旨み、

しっかりした酸が見事に調和した、奥深い味わいが特徴です。

兵庫県東条町特A山田錦を全国に周知させた蔵元でもあります。

まさにワイナリーのような感覚で酒米本来の風味を引き出しています。

 

五百万石とは

酒造好適米の中でも日本一の作付け面積(2001年に山田錦に抜かれるまでは、長く作付け面積1位の座を守った)

を誇る五百万石は硬質でこの酒米で醸しあげた酒は

どちらかというと淡麗でスッキリとしたキレの良い酒を生み出します。

原産地は新潟で、富山、石川、福井などの北陸を中心に生産高が多く

昭和32年、新潟の五百万石生産高が500万石を突破したことを記念し命名されました。

 

協会9号酵母とは

日本酒は、麹がでんぷんを糖分に変え、酵母が糖分をアルコールに変えることでできあがるのですが、

その大事な酵母を酒蔵はどのようにして調達しているのか。

現在ではそれぞれの蔵で酵母を培養して使っているケースもありますし

各県の工業試験場などが県独自の酵母を作る動きも盛んになっています。

しかし、いまなお、大半の酒造さんが使っているのが「きょうかい酵母」です。

 

昭和28年(1953)に熊本「香梅雨」の蔵から分離されています。

当初は「香露」の蔵が自身で使うほかに、交流がある他の蔵にも提供していたところ

評判が広がり、全国から「協会として広く頒布してほしい」との要請が来たことから

協会が蔵に頼んで入手して、頒布を始めています。

このため、8号よりも誕生は早いのに、9号となりました。

特徴は「短期間の醪で華やかな香りと吟醸香が高い」もので

吟醸酒造りに最適でした。多くの酒蔵が愛用し、のちにさらに香りを大量に生成する酵母が

誕生する1990年代後半までは、全国新酒鑑評会に出品する大吟醸酒の酵母といえば9号が主役を張りました。

「香露」の蔵は現在も、協会とは別に自身で酵母を培養し

他の蔵に販売しており、こちらは熊本酵母と呼ばれています。

   
   
   
   
   
   
   
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一本釣り・サバ(真サバ)

2019年11月05日 | 日記

未明は一桁台の気温だそうで

お体障らないようご自愛くださいませ。

 

だんだん冬の気配が近づいてきました、

11・12月くらいに少し寒くなって

年末年始は割と温かく、二月位に寒くなる流れですが

今年はどうでしょうか。

 

本日のごえんのオススメ

      さば

          でございます。

さばというのは近年、ブランド化され、

限られた漁場の、限られた漁港に

大体一本釣りで上がったものが名乗れるというものです。

例えば…

金華さば

宮城県金華山沖で秋にとれたマサバで、石巻港に水揚げされたものをいう。

非常に脂がのっている。

 

松輪さば

東京湾をぐるりと回遊しているマサバである。

初夏や秋にビシ仕掛けで釣り上げる。

この回遊から離れてやや深いところに居着いているのがいて

これが見事に金色に輝いている。

これは非常に数が少なくとれると関さば以上に高価。そしてうまい。


旬さば(ときさば)

「秋から冬に五島・対馬海域でとれる脂ののったサバで

400g以上のものをいいます。[日本遠洋旋網漁業協同組合]

養殖さば 今や各地でマサバの養殖が行われている。

この養殖マサバは2004年現在決して珍しいものではなくなった。

まるまると太った体型とたっぷりのった脂。刺身やしめさばになる。


いなさば

(伊奈さば) 長崎県対馬市伊奈の伊奈港伊奈漁協が選別して

出荷しているもの。対馬産サバは国内でも屈指の上物。

それを選別したものなので福岡市長浜鮮魚市場などでも非常に人気が高い。


関さば

豊後水道がもっとも狭くなる速吸瀬戸で一本釣りしたものを

生け簀に一定期間泳がせて出荷に合わせて締めて出荷される。

 

などなど、ここに特筆しないものでもございます。

 

食に対してブランドなど変な感じですが、

元々は漁師さん方の熱い気持ちから成ったものです。

 

「こんないい状態の魚を皆に食べてもらいたい」という思いから、

清貧の暮らしの中、設備投資などして

漁港を整え、出荷してくださっているのでありまして、

 

「ブランド」という綺麗な言葉の裏には色んな想いが

あるものなんですね。

 

さてさて、ブランドのお話が長くなりましたが、

本日おススメのサバは岬サバと同じ漁場のサバの一本釣りですが

岬サバではありません。

 

ブランドでなくても美味しいサバがあるものなんです!

透き通った銀色の身は目に美しく、舌に美味しく

血合いは花が咲いたように彩鮮やかです。

 

ブランド化以降はお造りでサバなども食べれるように

成りましたが、味わいは実に濃厚な旨みがあり、

酸味はありませんので食べやすいです!

 

お造りは白身しか食べれなかった私も

このサバを食べて以来、青いお魚のお造りも

食べれるようになったものです。

 

焼酎とサバなんて、体に良くて美味しい組み合わせ

如何ですか?

 

 

 

 

如何でしょうか?

 


あまてがれい(まこがれい)

2019年11月02日 | 日記

長い冬の明け、春の旬の魚は堪らないもので

厳しい冬を越した身を労う様に、美味しい食材が

色々揃っております。

 

そんな春の旬は、秋にも旬を迎えるものがあり

年に2回味わえ、大層有難いものでございます。

 

今日のごえんのオススメ、

  あまてかれい

           でございます。

あまてかれいとは 

 漢字: 真子鰈
 由来・語源 :マコガレイは東京での呼び名。
 由来は不明だが、春になると子持ち(真子持ち)が大量に入荷してくるためかもしれない。

  ■ 内湾性で、浅場の砂泥地などに普通。
 ■ ゴカイなどを食べている。
 ■ 孵化してすぐは目は左右にあり、8ミリ前後で左目が背中に移動を始め、10ミリ前後で左目は右側に完全に移動をとげる。
 ■ 1歳で10センチ、2歳で15センチ、3歳で20センチを超える。

 カレイ類の代表的なもの。単にカレイというと関東などでは本種を言うことが多い。

 内湾生で関東、中部、瀬戸内海など大都市圏の近くでまとまってとれるので、

 もっとも馴染み深い食用魚のひとつだ。


 古くは冬から春にかけて子持ちを煮つけにするため、

 このたくさんとれて抱卵しているものを旬としていた。

 それが流通の発達、またもともと大型魚の身質の良さから

 暖かい時期の本種を好むようになってもいる

 

淡泊な中に旨みを感じられます。

人によってはヒラメより美味しいと言われる方も。

(私もアマテカレイ派です!)

 

そしてアマテカレイには日本酒が良く合います!

如何でしょうか?当店には珠玉の日本酒がございますので

ごえんで一杯如何ですか?