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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

24時間テレビは「偽善番組」か NHKが「障害者の描き方」問う

2016年08月29日 03時05分51秒 | 障害者の自立

 障害者差別は「愛」で解決できるのか。NHK番組の挑戦から、オバタカズユキ氏が考える。

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 明日(28日・日曜)の夜(19時~19時30分)に放送されるEテレ『バリバラ』が楽しみだ。同番組公式HPの放送予告文はこうなっている。

〈「感動するな!笑ってくれ!」というコンセプトで始まったバリバラ。しかし、いまだ障害者のイメージは「感動する・勇気をもらえる」というものがほとんど。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」その謎を徹底検証!スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か?」「チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は?」などのテーマを大討論!Twitterで視聴者ともつながり、みんなで「障害者の描き方」を考える。〉

 放送タイトルは、〈【生放送】検証!「障害者×感動」の方程式〉。もうお分かりのように、裏番組の『24時間テレビ 愛は地球を救う』にライブでケンカを売ろうというわけである。

 8月27日18時30分~28日20時54分に放送する今年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』は、番組テーマを「愛~これが私の生きる道~」としている。ラストの盛り上げに入ろうかという時間帯にぶつかる『バリバラ』には、ぜひ日テレに向けてこう問いかけてもらいたい。

 愛、愛、言ってるだけで、障害者は救われるの?

 そういう一方的な善意の押し付けは「キラキラ差別」って知ってる?

 最近は“攻めのNHK”のイメージも出てきているEテレだ。中でも福祉情報番組『きらっといきる』(放送終了)内企画として2010年4月から始まり、2012年に独立した『バリバラ』は、有名無名を問わず、障害者がエンターテイナーとして出演し笑いを取ろう、というラディカルな番組である。

 今春からは対象を障害者に限らず、LGBTなど〈「生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」の人たちにとっての“バリア”をなくすために、みんなで考えていく〉番組へマイナーチェンジ。〈緊急企画 障害者殺傷事件を考える〉など、硬派なジャーナリズム路線も取り混ぜ、攻めの姿勢をさらに強めている。

 ならば、日本のテレビ界最強の福祉系番組に真正面(真裏?)から噛みついてみせてほしい。予告の動画では、番組MCの山本シュウが、「何かが起きる~ッ!」と叫んでいる。30分番組で何が起こせるのか、要チェックだ。

 ところで、そうして同じテレビ界にも批判者が現れた『24時間テレビ』は、なにやら放送前からバタバタである。オリエンタルラジオと共に番組パーソナリティー役を務める予定だった俳優の高畑裕太が、23日に逮捕されてしまった。

 容疑は強姦致傷。読売新聞によると、高畑容疑者は、警察の調べに対し「間違いありません。女性を見て欲求が抑えきれなかった」と容疑を認めているとのこと。福祉的にお話にならない。

 逮捕の当日、『24時間テレビ』の公式HPは、さっそく番組パーソナリティーとして記されていた「高畑裕太」の文字を消した。のみならず、彼は同番組の目玉である24時間テレビドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた』の出演者でもあり、そのドラマ公式HPのキャストのページからも氏名が消えた。

 なんでも彼の登場シーンは代役を立てて撮り直すとのこと。ドラマの放送は27日の21時頃で時間がない。いったいどう修正できるのか気になる~、とネット上ではへんな期待を集めている。「テレビ屋の意地を見せてくれ!」など日テレにエールを送る声がある一方、「視聴率アップでウハウハですね~」的に揶揄する向きも強い。

 それでなくとも長いこと、『24時間テレビ』は、良くないウワサが絶えない番組であった。チャリティー番組の看板を出しておいて出演者に高額のギャラを出す異常、テレビ局も広告収入でボロ儲け、チャリティーマラソンの走者は車を使うなど完走なんか真っ赤なウソ。どこまでそうなのか、真相は闇の中だが、上記はもはや「24時間テレビの三大疑惑」として定説のようになっている。

 1978年放送開始以来、38年間も続けてきた巨大な人気番組だ。大きな金が動くので、いろんな利権も発生するだろうし、いわゆる「演出」「編集」もさまざまに施されているのだろう。肝心なのは、それらコミでも、あの番組に存在価値があるかという点だ。

 Eテレの『バリバラ』は要するに、「頑張る障害者=感動」という図式でしか社会的マイノリティーを捉えることのできない不自由さの象徴、もしくはその態度の発信源として、『24時間テレビ』を批判しようとしている。

 たしかに、ハンディキャップにめげず戦う者の姿は美しい。私だって、容易に感動する。でも、だったら、依存症というハンディキャップを乗り越えようと頑張ってクスリ断ちをしている元有名人たちになぜ目を向けないのか。それは犯罪だから、か。

 だとしても、ならばなぜ身体障害者ばかり取り上げて、精神障害者にはちゃんと向き合わないのか。絵にならないからか。愛では救えないからか。いや、そんなら3年前の8月に出版され、大きな話題を呼んだ『統合失調症がやってきた』を熟読し、そこにあるコンビ愛の深さを知り、松本ハウスの2人に番組出演を依頼してくれ。そうすれば、いまだに根深い精神障害者蔑視の風向きが変わる。そんな大きな力があの番組には潜んでいる。

 チャリティー番組である『24時間テレビ』は、過去38年間で356億6732万304円の寄付金を集めたという。そのお金はすべて「福祉」「環境」「災害復興」などの支援に使われ、例えば、これまで方々の施設や団体に1万台以上の福祉車両を贈呈してきた。2013年12月に公益社団法人の認定を受けた「24時間テレビチャリティー委員会」の公式HPでは、その成果を高らかに謳いあげている。

 でもね、38年間頑張ってきて、もっとも大事な視聴者に対するチャリティー精神の啓蒙・普及は、どれだけ成果をあげただろうか。数字で数えられないから分らないではなくて、『バリバラ』のようなアンチが公然と現れ、その背景には「24時間テレビは偽善番組だ」という大勢の視聴者の声があることをどう捉えているのか。私たちのやっていることは逆にチャリティー精神の破壊かもしれない、と制作者たちは一度でも考えたことはあるだろうか。

 番組と一心同体の関係にある「24時間テレビチャリティー委員会」の公式HPをじっくり見て回って、「あれ?」と気づいたことがある。これまで集めてきた寄付金の総額を放送年ごとに記した一覧表だ。

 寄付金総額が、2014年は9億3695万5640円、昨年2015年は8億5672万8209円、とイマイチなのである。前記したように過去38年間の全総額は356億6732万304円。38で割ると、1年あたりの平均は9億3861万3692円で、直近2年はそれを下回っている。公益社団法人の認定を受けたことで、寄付金には寄附金控除や損金参入など税制上の優遇措置が適用となった。その効果が出たはずの2年間なのに低調なのだ。

 番組の視聴率はここ20年以上ずっと好調。テレビ低迷の時代にあっても、平均視聴率15%超えをほぼ毎年達成、目玉のドラマは20%超えを当たり前のようにしている。

 人は集まる。が、金が集まらなくなってきた。その社会的背景には何があるのか。それは愛で解決できるのか。感動していればそれでいいのか。

 感動には思考ストップの副作用もある。愛より頭が必要な時代になってきており、『24時間テレビ』も熟考の時をむかえている。そう私には思える。

 2016年08月27日    NEWSポストセブン


設備や授業、障害者配慮広がる京都の学校 差別解消法4カ月

2016年08月29日 02時59分03秒 | 障害者の自立

 障害者に必要な配慮を公立学校などに義務づけた障害者差別解消法の施行から4カ月がたった。京都府内の学校でも児童・生徒の障害の特性に応じて設備を改修したり、授業内容や指導方法を工夫するなどの取り組みが広がっている。一方で同法が求める配慮には明確な基準がなく、学校側からは「どこまで対応したらいいのか」との戸惑いも聞かれる。

■「どこまで対応すれば」戸惑いや模索も

 7月上旬に洛水高(京都市伏見区)であった体育の授業。1年生の男子生徒が剣道に取り組む体育館の一角で、小林飛翔さん(15)は床に並んだコーンの間を電動車いすで走り抜ける練習に励んでいた。見守る中村徹講師が「手前で速度を出した方がいい」と助言した。

 小林さんは筋ジストロフィー患者で重い身体障害がある。同高は入学が決まった直後から保護者や通学していた中学校と話し合い、対応策を検討した。

 体育は他の生徒と同じ内容はできず、車いすを操作する特別メニューで評価する。小林さんを介助する講師2人を配置。階段の上り下りのため昇降機を導入し、トイレも車いす仕様に改修した。小林さんは「先生たちのおかげで高校生活を楽しめている」と笑顔を見せる。

 同高が小林さんのために整えた環境は障害者差別解消法が規定する「合理的な配慮」に当たる。障害のある子どもも平等に教育を受けられるようにするため、学校が過度の負担にならない範囲で必要な変更や調整を行うことを指す。ただ、障害の特性や程度はそれぞれ異なることから各校は対応を模索している。

 醍醐西小(伏見区)では発達障害の可能性がある児童のために教材や教え方に工夫を加えた。文字の読み書きが苦手な場合は教科書の文章にルビを振ったテキストを用意したり、教科書を音読するソフトを保護者に紹介している。筆算の手順を分かりやすく示す計算用紙も作った。授業についていけない児童には予習を実施し、理解度を高めている。通級指導担当の畑中崇伸教諭は「一人一人の児童に合った支援をすることで学習意欲を引き出せる」と取り組みの意義を語る。

 発達障害への対応は市全体でも進む。市教育委員会は今年4月、小学校教員に対し、すべての児童にとって分かりやすい授業をするための点検表を配布した。中学、高校にも学習障害のある生徒を支援するためのガイドを提供した。

体育の授業でコーンの間を電動車いすで走り抜けるメニューに取り組む小林さん。そばで中村講師が見守る

京都新聞    平成28年8月29日


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2016年08月29日 02時53分26秒 | 障害者の自立

障害者の生活保護の期間について質問です。 私は、精神障害者福祉手帳2級と、国指定特定疾患を患っており、その中でも障害者枠でフルタイムで働き続けてきました。

しかし、会社に常駐している外部委託のカウンセラーが、暴言と守秘義務を明白に破るという被害にあい、会社側も全面的に謝罪と過失を認めています。
労災で休職することになりました。

しかし、それから精神の病気が悪化し、主治医から休職の診断書と、生活保護の書類を書いてもらい、申請を済ませました。

本題なのですが、障害者の生活保護というのは、どれくらいの期間頂けるものなのでしょうか。

復職をする旨は会社と生活福祉課の方にも話していますが、フルタイムで働いても生活保護以下の月給です。

どなたか、わかる範囲で詳しく教えていただけませんでしょうか。

質問日時:2016年08月27日 21時38分

■本題なのですが、障害者の生活保護というのは、どれくらいの期間頂けるものなのでしょうか。
大丈夫です.
生活保護には、期間はないです。
そして「障害者の生活保護」という表現は誤解されやすいかもしれません。
生活保護法 第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。
「無差別平等に受けることができる」と言っていますから、障碍者であるかどうかに関係なく、生活が困窮していれば、受給できるのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7
上記から抜粋↓
生活保護は、生活保護法4条1項に定める補足性の要件を満たす限り、全ての国民に無差別平等に適用される。生活困窮に陥った理由や過去の生活歴や職歴等は問わない。
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憲法25条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と言っていますから、どのような場合でも、生活困窮になることは、あり得ないのです。
■復職をする旨は会社と生活福祉課の方にも話していますが、フルタイムで働いても生活保護以下の月給です。
生活保護受給中に復職した場合のことですね。
フルタイムで働いても生活保護以下なら、生活保護は継続されます。
最低生活費(生活保護の基準額)から収入を差し引いた額が保護費です。
最低生活費(生活保護の基準額)とは、憲法25条の「最低限度の生活」を具体的な数値(金額)で表したものです。
最低生活費の額は、地域の物価水準や世帯の人数などにより異なります。
ザックリと言えば、生活保護の最低生活費(生活保護の基準額)の月額は、東京23区で単身世帯なら、生活扶助と住宅扶助の合計で、13万円くらい(農村部では11万くらい)です。
住宅扶助は家賃を援助するという趣旨です。
生活扶助は、食費や光熱費など、基本的な生活費です。
★法律の知識のある人からのアドバイスを受けられます。
生活保護でお困りなら 法テラス|法律を知る 相談窓口を知る 道しるべ
http://www.houterasu.or.jp/lp2/?utm_source=Yahoo&utm_medium=search&...

回答日時:2016年08月28日  とれまがニュース


パラリンピック2選手 「無関心でいられない」

2016年08月29日 02時44分54秒 | 障害者の自立

◆ローイング出場 相模湖を練習拠点

 九月七日からブラジル・リオデジャネイロで開かれるパラリンピックを前に、ボート競技「ローイング」に出場する選手二人が二十七日午前、元職員による殺人容疑事件があった神奈川県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)を訪れ、犠牲者の冥福を祈った。 

 正門横の献花台で花を供えたのは、ローイングの二人乗り混合ダブルスカル種目に出場する駒崎茂さん(53)=宇都宮市=と有吉利枝さん(37)=横浜市。やまゆり園近くの相模湖(同区)を拠点に練習してきた。駒崎さんは「身近な場所で事件が起き、同じ(障害者の)仲間として、とても心苦しい」、有吉さんは「あってはいけないことで心が痛む。安らかにお眠りくださいと伝えました」と語った。

 二人ともバイクを運転中に事故に遭い、駒崎さんは両足を、有吉さんは右足を失った。駒崎さんは事故後、水泳に取り組む一方、ローイングに挑戦。有吉さんは東京商船大(現在の東京海洋大)出身で、水辺への強い思いがあったことから、この競技に挑んだ。

 ペアを組んでから二年目。「同じ障害があり、互いに励まし合いながらここまで来た」と口をそろえる。

 今月三十日にリオに向けて出発する予定で、二十七日が国内最後の練習日。二人は「追悼してからリオ入りしたい」と願って、この日の練習前に、日本パラローイング協会のメンバーらと一緒にやまゆり園を訪ねた。

<ローイング> パラリンピックで採用されている手足が不自由な人と視覚障害者のためのボート競技。1人でこぐシングルスカル、2人でこぐダブルスカル、4人でこぐフォアの3種目がある。シングルスカルのみ男女別で、その他は男女混合。ルールは健常者のボート競技とほぼ同じだが、足が不自由な選手はベルトで体を固定するなど、ボートの構造などに違いがある

「津久井やまゆり園」で献花した後、相模湖で練習に励む駒崎茂さん(左)と有吉利枝さん

2016年8月27日    東京新聞


日テレ24時間、ダウン症を持つ少女が「PERFECT HUMAN」を踊る企画が波紋

2016年08月29日 02時37分51秒 | 障害者の自立

 今月27、28日に放送されるテレビ番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)内で、オリエンタルラジオダウン症の少女が一緒に「PERFECT HUMAN」を踊るという企画が批判を呼んでいる。同曲はオリラジを中心に結成されたユニット・RADIO FISHが今年リリースした楽曲で、オリラジの中田敦彦がいかにパーフェクトな人間であるかを歌い上げた大ヒット曲だ。

『24時間テレビ』の予告で、オリラジの2人とダウン症の少女が「パーフェクトヒューマン踊るぞ」と手を合わせて円陣を組む映像が放送されると、「馬鹿にしてる」「日テレに人の心はないのか」などとインターネット上では批判が噴出。「完璧な人間」を意味する曲のタイトルとダウン症との組み合わせという企画内容に加え、歌詞には「世界は必ずしもみんな平等とは限らない」「世の中には絶対勝者と敗者が存在する」というフレーズもあり、「愛は地球を救う」をテーマとする同番組内でなぜこのような企画を行うのか、以下のような疑問の声が多数上がっている。

「歌詞も何も見てないんだろ、『ヒット曲だから』ってだけで何も考えず決めたんじゃない?」
「確実に狙ってるだろ」

多くの障害を持つ方が出演しているという事実

 日テレ系の『24時間テレビ』といえば、2013年放送回でダウン症の少女たちとAKB48のメンバーが歌とダンスを披露するという企画を放送し、「障害者で遊んでいるようにしか見えない」などと批判を浴びたこともあったように、以前より「障害者を利用した感動モノで視聴率を稼いでいる」「障害者をみせものにしている」などと議論を呼んできた。

 こうした批判の声について、障害を抱える子供を持つ40代女性は語る。

「毎年私も子供も見ていますが、特に障害を持つ方が登場する場面など、子供は食い入るように見ています。何を感じているのかはわかりませんが、彼自身のなかで思う部分があるのでしょう。私も正直言って、あまり嫌な気分はしませんし、感動することもしばしばです。世間の人たちの『障害者を利用している』という批判は、何をもってそう言っているのか、わからない部分もあります」

Business Journal (風刺記事)