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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

福岡の障害者施設で新茶の収穫 売り上げ年400万円

2015年05月19日 00時38分40秒 | 障害者の自立

高級茶の産地として有名な福岡県八女市にある障害者支援施設「蓮の実団地」(田川晴基施設長)で新茶の収穫が始まった。「今年は霜の被害もなく、茶の出来が良い」と農作業班の職員も利用者も喜んでいる。

  同施設は1973年の開所当初から、地場産業の八女茶の栽培に着手。現在は3カ所(約100㌃)の畑で年間2000㌔㌘の生茶を収穫し、400㌔㌘を製品として販売している。

  収穫した生茶は、茶工場で蒸し、もみ、乾燥などの加工をし、玉露(100㌘1000円)、煎茶(同500~1000円)などの製品になる。障害者施設の製品販売会や道の駅、インターネットなどで販売されており、「甘くて旨味がある」と好評を得ている。

  旨さの秘密は、朝霧が多い耳納連山の中腹にある茶栽培に適した土地で丹精込めて茶木を育てていること。草取りや肥料やり、茶葉の色を良くするための遮光シート掛けなど手間ひまを惜しまない。

  この道30年という利用者の藤原和彦さん(50)は「草取りは本当に大変だが、新茶を摘むときは本当にうれしい」と話す。

  茶葉の売り上げは年間400万円で、施設の授産収入の4割を占める。田川施設長は「近年はペットボトルのお茶が普及し、茶葉の売り上げは減少気味。障害者優先調達法が施行され、県が敬老会の記念品に使ってくれたり、県警が購入してくれたりして、本当に助かっている」と話している。

利用者と職員が一緒に新茶を摘み取る

2015年0518日    福祉新聞編集部


車いすハンドで交流 障害者と健常者、ボール追う

2015年05月19日 00時32分04秒 | 障害者の自立

 「福知山車いすハンドボール大会」が16日、京都府福知山市猪崎の三段池公園総合体育館で開かれた。障害者と健常者が一緒に汗を流してボールを追った。

 互いの交流を深めるために福知山障害者スポーツクラブGMWが毎年主催し、今年で5回目。府北部の各市町を中心に、就労支援施設「みらい学園」(福知山市)や府立与謝の海支援学校(与謝野町)などから10チーム約70人が出場した。

 選手たちは、競技用の車いすを操作して素早くパスをつなぎ、ゴール前では車いすがぶつかり合う白熱した場面もあった。攻守が目まぐるしく入れ替わる中、シュートが決まると大きな歓声が上がった。初めて出場したという塩田奈津さん(26)=与謝野町=は「試合を通してお互いの理解が深まるようです」と楽しそうだった。

ゴール前でパスを回す車いすハンドボールの選手たち+(福知山市猪崎・三段池公園総合体育館

【 2015年05月17日 】    京都新聞


みんなの広場:障害者でも社会で活躍したい=会社員・山田峰大

2015年05月19日 00時25分10秒 | 障害者の自立

 私は30歳で新社会人になった。しかも、新卒採用である。これはかなり珍しいケースではないかと考えている。

 もちろん、これには事情がある。私は19歳の頃に腎不全を患い、本来就職活動をすべき年齢の時には働ける体調ではなかった。しかし、近年になり移植手術を受け体調が回復しようやく働けるようになった。

 こんな不幸な環境にある私を社会は疎外することなく、きちんと受け入れてくれた。大学では障害者を受け入れる制度が整っており、体調が万全ではない私に研究を行う機会を与えてくれたし、企業はきちんと法令を順守し、私の事情に配慮し受け入れてくれた。

 日本はダイバーシティー社会の実現に着実に近づいている一方で、まだまだ行き届かない点も多いと思う。ただ、そんな状況の障害者として社会で活躍することで、住みよい社会の実現に貢献していきたい。

毎日新聞 2015年05月18日 東京朝刊