ゴエモンのつぶやき

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陸連主催大会:パラリン種目を初実施 障害者も同じ舞台で

2015年05月22日 01時37分26秒 | 障害者の自立

 10日に行われた陸上の国際大会、セイコー・ゴールデングランプリ川崎(神奈川・等々力陸上競技場)で、パラリンピック実施種目の男子100メートル(切断などT43/T44)が実施された。日本陸上競技連盟主催の大会でパラリンピック種目を行ったのは初めて。2020年東京五輪・パラリンピックを盛り上げるため、障害者スポーツの浸透が課題となる中、日本陸連は「将来的には日本選手権でも一緒にやりたい」としている。

 男子走り高跳びで13年世界選手権金メダルのボーダン・ボンダレンコ(ウクライナ)、女子100メートル障害で12年ロンドン五輪金メダルのサリー・ピアソン(オーストラリア)ら世界のトップ選手が集まる大会で、レースは行われた。12年ロンドン・パラリンピック代表の佐藤圭太(中京大ク)が12秒08で日本勢トップの4位。「みなさんに(障害者競技を)知っていただくうえで大きなレースだった」。想像以上のスピードに観客も大きな拍手を送った。

 日本では健常者と障害者を統括する競技団体が異なり、競技会は別々に開かれるのが一般的だ。日本陸連では、数年前にパラ種目の陸上関係者から味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で練習できないかと相談を受けたのを機に交流が深まり、東京五輪・パラリンピックの開催決定で機運が高まった。準備や運営面などから競技会で全種目をともに行うのは難しいが、今年は海外で跳躍種目の合同合宿も実施している。

 佐藤に次ぐ5位に入った春田純(静岡陸協)は「海外では健常者と障害者が一緒にやることが多い」と話す。今回のような機会が定着すれば国内の他競技に波及する可能性があり、日本陸連の大嶋康弘事業部長も「そこ(波及)に期待している。みなさんも何か考えていただける状況になればありがたい」と語る。

一般種目と共に行われたパラリンピック種目男子100メートルT43/T44で優勝したウォレス(米国、左端)を追う(右から)池田樹生、春田純、佐藤圭太=神奈川・等々力陸上競技場で2015年5月10日、梅村直承撮影

一般種目と共に行われたパラリンピック種目男子100メートルT43/T44で優勝したウォレス(米国、左端)を追う(右から)池田樹生、春田純、佐藤圭太=神奈川・等々力陸上競技場で2015年5月10日、梅村直承撮影

毎日新聞 2015年05月21日 


障害者差別批判なんて吹き飛ばす! 実際の障害者が演じる“激熱”カンフー映画がヤバい!

2015年05月22日 01時29分40秒 | 障害者の自立

【今回の映画 『ミラクル・カンフー 阿修羅』】

 両腕のないカンフーが下半身不随のカンフーを背負って「合体」し、せむし男のカンフーを倒す……そんな作品が存在する。しかも日本で公開されている。だが、不謹慎な内容ととられたのか、短期間で打ち切りになってしまった。

 その香港映画『ミラクル・カンフー 阿修羅』(原題『THE CRIPPLED HEAVEN(障害者天国)』は、ジャッキー・チェンによる第2次カンフーブーム(第1次はもちろんブルース・リー)の最中、1981年に邦画作品の併映としてひっそりと公開された。
 体に障害がありながら、超人的な技を駆使してバッタバッタと悪を成敗する。『座頭市』『丹下左膳』『どろろ』、リンゴ・スターが悪役で出ているマカロニウエスタン『盲目ガンマン』、香港の『片腕ドラゴン』『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』。それらの演者は目を閉じ、片腕を服の中に隠して演じた虚像だ。だが『ミラクル・カンフー』がそれらとは決定的に違うのは、主人公が実際の障害者という事だ。

■映画あらすじ

・両腕のないリー

 桂ざこば(落語家)と前田吟(『男はつらいよ』の博)を足して2で割ったようなリーという男が、痩せた佐山聡(初代タイガーマスクの正体だった格闘家)似のチャンに、組織の規則を破った見せしめとして刀で両腕を肩から斬り落とされる。両腕を失ったリーは誤って川に落ち、流れ着いた下流の農家で働きながら平穏な日々を送る。

・両足を溶かされたチャン

 その頃、リーの腕を切ったチャンは、組織のボス・リン(せむし男)から邪魔にされ、薬品によって両足を溶かされる。皮と肉が溶け、骨も縮小する両足。チャンは山に捨てられ、這いながらリーのいる村に迷い込む。チャンを見つけたリーは恨み骨髄「殺してやる!」と顔面を蹴り上げ、傷んだ足を踏みつける。するとハゲ老人が現れ、「お前ら障害者は1人じゃ何もできんが、2人で力を合わせれば1人前じゃ」なんて失礼千万に励まされ、リーの復讐は一時中断する。

 実は老人はカンフーの達人で、その日から激しい特訓が始まる。日々、成果を上げていく2人。リーは左肩にチョロッとわずかに残った小さな2本指で竹竿を器用にブン回し、足の指で小石や竿を挟んで高速で投げつける。そして2人は血の滲むような稽古に耐えていくうち連帯感を覚える。ある日、最初は2人掛かりでも敵わなかった老師を、見事な連携プレーで遂に負かす。2人にやられて笑みを浮かべる老師。やがてそれは3人の爆笑に変わる(ここ感動)。

 老師によって復活を遂げた2人は町に戻り、破壊王・橋本真也(プロレスラー)似の用心棒や、組織の手下のゴールデンボンバー樽美酒みたいな白塗りカンフーを次々と撃破。そこへ白いカンフージャケットに身を包んだイケメン(微妙だけど)カンフーが颯爽と登場し、2人と激突する。完全にイケメンの方が善い者に見える……と思ったら実は政府の秘密捜査官だった。2人を逃がすイケメンに襲いかかるボス。だがこのイケメンの打撃がボスの背中に当たるたびに「キン! キン!」と跳ね返されて効かない! 強さも背中も亀仙人並みのボスは、イケメンを難なく倒してしまうのだ――。

 そしてクライマックスは2人とボスとの決戦。だが何をしても倒れない不死身のボス。ここで2人は奥の手に出る。ヒョコヒョコとリーに駆け寄ったチャンがピョンとリーの背中に飛び乗ったかと思うと(ここスローモーション)、「カシーン!」と効果音が入り2人は背中合わせに合体! まるで70年代に流行った合体ロボットアニメ。チャンはフック付きの装具をリーの両肩に引っ掛けて体を固定。2人は代わるがわる裏と表を入れ換え、手技と足技を交互に繰り出し、攻撃をかわすため一瞬「バッ」と分離もする。ここから形勢逆転し、培ってきた連携プレーで遂にボスを葬る!

 ここまでやれば、単なる障害者差別批判なんて吹き飛ばすパワーがある。日本での公開はこれ1作のみで封印されたが、香港や東南アジアでは大人気を博し、同じ2人のキャスティングで3作まで製作された。そして公開が打ち切られた数年後、日本では「やればできる!」という秀逸なキャッチコピーで<にっかつ>からビデオが発売された。

■両足に障害を抱える者として

 筆者も両足に障害を抱えているが、リハビリと併せて筋トレや総合格闘技で「活きている部分」の精度を上げるため、それこそ血の滲むような鍛錬の日々を送っている。「障害者を見世物にして」とお冠の御意見も多々あるだろうが、一方ではこの作品を観て「自分より重度の人が、努力次第でこれだけ動けるのだから……やればできるかも」と希望をもらい、トレーニングのモチベーションを上げる私のような者もいるのだ。

 このビデオが廃盤後は日本ではDVD化されていないが、海外版DVDが3作全部発売されているので洋盤専門店などで探してみよう。
(文=天野ミチヒロ)

■天野ミチヒロ
1960年東京出身。UMA(未確認生物)研究家。キングギドラやガラモンなどをこよなく愛す昭和怪獣マニア。趣味は、怪獣フィギュアと絶滅映像作品の収集。総合格闘技道場「ファイト ネス」所属。著書に『放送禁止映像大全』(文春文庫)、『未確認生物学!』(メディアファクトリー)、『本当にいる世界の未知生物 (UMA)案内』(笠倉出版)など。新刊に、『蘇る封印映像』(宝島社)がある。

2015.05.20   TOCANA


視覚障害者のための雑誌が廃刊危機-83歳編集長「なくすわけには…」

2015年05月22日 01時25分03秒 | 障害者の自立

日本で唯一の視覚障害者のための月刊誌『視覚障害―その研究と情報』が、存続の危機を迎えている。

社会状況や視覚障害者の環境を映し出してきた

視覚障害―その研究と情報』は1964年6月20日に創刊し、昨年50周年を迎えた雑誌だ。視覚障害に関する論文や視覚障害者を取り巻く福祉や教育を扱い、同じ障害を抱えた人が残した功績を記してきた。

現在83歳の高橋実編集長は「視覚障害者の自立や社会参加を促進するために大きく役立ってきました」と語っている。

毎年500万円の赤字

発行媒体も通常の印刷版のほか、点字版、テープ、点字メールなど多岐にわたっており、半世紀もの歴史ある雑誌だが、最近では毎年500万円程度の赤字を出しているという。

社会福祉法人視覚障害者支援総合センターが発行しており、毎年500万円の赤字では、法人本体の経営にも影響が出てしまうという。

「赤字500万円のうち、300万円はなんとかする」

同法人の理事長も務める高橋編集長は、視覚障害に関する情報が少ないことから「なくすわけにはいかない」と、現在クラウドファンディングで支援を呼び掛けている。

クラウドファンディングで赤字500万円のうち200万円を募るほか、視覚障害と無縁だった人々に関心を持ってもらうことも目的だという。

全盲で83年-高橋編集長

高橋編集長は現在83歳。世界で唯一の点字新聞「点字毎日」の記者を務めた経験を持つ。視覚障害者に対する社会啓発をライフワークとしており、職域の拡大に努めてきた。

現在、司法試験では点字や拡大読書器、電気スタンドの使用が認められており、視覚障害者が受験できるような配慮がされているのは高橋編集長の活動の成果でもある。

高橋編集長は支援を訴える文章の中で、「現在83歳ですので、第一線から退こうとしましたが、伝統ある月刊誌「視覚障害」廃刊のピンチを前に、もうひと踏ん張り、頑張ろうと思っています」とコメントしている。

目標金額を達成―まだまだ支援を受付中

こんな高橋編集長の気持ちが届いたのか、6月30日まであと40日を残しながら、目標金額の200万円を達成した。

支援は3000円から可能だが、100万円などの大口の寄付も集まっている。目標金額はクリアしたが、さらに集まればより長い間、視覚障害者の方々へ情報を提供できるかもしれない。

2015年05月21日    IRORIO(イロリオ) - 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議


災害時に県内障害者ら収容 福祉避難所指定に地域差

2015年05月22日 01時21分03秒 | 障害者の自立
 災害時に介助が必要な高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」に指定された徳島県内の施設数は142(4月1日時点)で前年同期から33増えたものの、依然、国の目安の78%にとどまっていることが県のまとめで分かった。目安の半分にも達していない市町がある一方、2倍前後指定している自治体もあり、地域差が目立つ。人員やスペースの確保がハードルとなるほか、地域によっては対象となる施設が少ないことが指定の伸びを妨げている。
 
 福祉避難所は市町村が指定し、一般の避難所では生活が困難な高齢者、障害者、妊婦らを受け入れる。国のガイドラインでは小学校区に1カ所程度あることが望ましいとされており、県内では182カ所が必要になる。

 県地域福祉課によると、目安に達しているのは阿南、牟岐、北島など10市町村。小学校区が22と県内で2番目に多い阿南市は1~3月に担当職員が高齢者施設など28施設に説明して回り、全施設の協力を取り付けて指定施設を40に押し上げた。

 一方、徳島、鳴門、美馬など14市町は目安に届いていない。徳島市は小学校区31に対して指定は15。3年前から新たな指定がなく、担当者は「高齢者施設に協力を求めているが、それだけでは難しい」と漏らす。

 福祉避難所には対応できる人員や介護用品などの備蓄が必要で、耐震化やバリアフリー化も求められる。そのため、高齢者施設や障害者施設といった民間の福祉施設が多く指定されている。

 しかし、そうした施設には既に入所者や利用者がおり、受け入れられるのは職員やスペースに余裕がある施設に限られる。県西部のように福祉施設自体が少ない地域もあり、災害弱者のための環境整備は思うように進んでいない。

 県地域福祉課は「福祉施設以外も視野に、地道に増やしていくしかない。県としても物資や人員の確保など、課題解決に向けて検討したい」としている。

2015/5/20    徳島新聞

愛称は「キラリ」 三田市役所内の障害者アンテナショップ

2015年05月22日 01時15分07秒 | 障害者の自立

 障害者や障害者施設の活動に理解を深めてもらおうと、三田市役所内(兵庫県三田市)で4月にオープンしたショップの愛称が20日、「キラリ」に決定した。福祉施設の商品を販売しており、パンや菓子を中心に好評を得ている。担当者は「スタッフもお客さんもキラリと笑顔の輝く場に」と期待する。

 障害者アンテナショップは、市内の21施設でつくる市障害者ワークチャレンジ事業実行委員会が本庁舎1階ロビーで、月、火、水曜に開店している。

 愛称は、店頭に投票箱を設置して公募し、応募28件の中から選出。「希(キ)望をもって働き、みんなが集まって来(ラ)る場、何度も訪れる里(リ)」という思いが込められているという。

 店頭にはパンやクッキー以外にも雑貨などが並び、各施設の障害者が販売。障害者の就労訓練も兼ねている。毎日、来庁者や市職員ら約50人が来店しており、1日の売上高の平均は約2万円という。

 小規模作業所「スクラム」(中内神)の女性(55)は「仕事に慣れてきて楽しい」と話し、笑顔で接客していた。

 午前10時~午後3時。WELnet(ウェルネット)さんだTEL079・567・5104

愛称が「キラリ」に決定したアンテナショップで笑顔を見せる販売スタッフ=三田市役所

時計2015/5/20    神戸新聞