ゴエモンのつぶやき

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中島公園で手話ウエディング体験試食会 聴覚障がい者カップルが参加

2015年05月01日 01時23分49秒 | 障害者の自立

 ウエディング事業を展開するグローヴエンターテイメントが運営するレストラン「センティール・ラ・セゾン 中島公園」(札幌市中央区南9西4、TEL 0120-531-606)で4月24日、手話ウエディング体験試食会が開催された。

プロジェクトリーダーの斉藤要さんが手話で説明

 同社と札幌聴覚障害者協会(札幌市中央区)とが連携してプロジェクトを企画。同社が手話ウエディングプランをリリースするのは2013年に引き続き今回で2回目だという。

 今回のプロジェクトは、自身も聴覚に障がいを持つ斉藤要さんがプロジェクトリーダーを務め、スタッフ全員に手話教育を行うとともに、障がい者への理解を深めることからスタート。ウエディングプログラム構成に障がい者ならではの視点を生かす取り組みを行った。

 前回は会場にいくつもの風船を用意し、風船のひもを通じてBGMなどの音の振動を感じる工夫を施したが、今回は障がい者向けに特別な工夫はあえてしなかったという。障がいのレベルによって聞き取れる音のボリュームに差があることと、できるだけ健常者と同じ環境で普通の結婚式を挙げたいという障がい者の思いを反映させた結果だ。

 体験試食会は、スクリーンを使ったウエディングプランのテロップサービス、手話ができるスタッフによるコース料理の説明、目で見て楽しめるカフェディアブル・パフォーマンス、デザートビュッフェ等のプログラムで構成。

 当日は障がいを持つカップル6組が参加した。最初に斉藤さんが同会のコンセプトを手話で伝え、BGMが流れる中、静かな試食会がスタート。スタッフが手話を交えながら料理をサービスすると、緊張していた参加者が笑顔を見せる場面も見られた。パフォーマンスは、視覚で楽しめる炎が上がる演出を用意したり、スタッフが通常よりも大きめの音で手拍子をするなど、過度な演出ではないさりげない配慮がちりばめられていた。

 斉藤さんは特別支援学校と普通の学校に通い、卒業後はブライダル雑誌の編集オペレーターの仕事を通してブライダル業界の知識があり、札幌聴覚障害者協会に所属して手話講師としても活躍している経歴がある。自分の経験をもっと役立てたいと考え、2年前に同社に入社したという。「聞こえる側の文化と聞こえない側の文化は違う。両方がわかる自分は、それぞれの相談に乗ることができる。当社以外にも手話ウエディングを広めたい」と言葉に力を込める。

参加者は「スタッフが手話で話してくれたので安心できた」と感想を述べていた。

 同社では手話ウエディングのモニターを募集している。 

手拍子でパフォーマンスを盛り上げるスタッフら

2015年04月29日    札幌経済新聞


障害者の絵、花壇に展示中

2015年05月01日 01時22分34秒 | 障害者の自立

 高田町の住民が設置した花壇に、障害者活動ホーム通所者が描いた絵画が5月17日まで掲示されている。区が主催する「港北オープンガーデン」のコース内にも盛り込まれており、新緑のなかウォーキングがてら鑑賞するのも楽しそうだ。

 花壇設置は、同町在住の古田邦夫さんが代表を務める「高田の丘美化活動グループ」が2004年頃から進めてきたもの。同町天沼住宅街はかつて、夜になると人通りが絶えるのを狙った、車やテレビなどの不法投棄に悩まされていた。古田さんらが中心となり、ごみを捨てにくい環境づくりをめざし、季節ごとに美しい花を咲かせるスイセン、アジサイ、ツツジなどを植えた花壇設置をしたところ、状況は一変。現在では大きく改善されている。

理解深めたい

 下田町にある、港北区障害者地域活動ホームしもだでは、知的・身体障害がある通所者が講師の指導を受けながらイラストなどを描く創作の時間を設けており、その作品は、きれいで独特の色彩感覚を持つ特長的なものばかり。その絵に心を動かされた古田さんが、同ホームに声をかけ、花壇への展示が実現した。 グループメンバーが、絵を飾るべニア板のカットや白色のペンキ塗りなどの下準備を担当。4月上旬から5つの花壇に、通所者の7人ほどがこれまで描き残していた作品のうち、50点の公開を始めている。

 ホームしもだの伊東葉子さんは「通所者の絵を多くの人に見てもらい、障害への理解を深められれば嬉しい」と話し、古田さんは「障害者の人たちに1つの達成感を味わってもらいたかった。どの作品も素晴らしいものばかりです」と目を細める。

横山区長も鑑賞

 10日には、横山日出夫港北区長も現地を訪れている。「不法投棄が絶えなかったこの地域が花壇で再生され、今回、活動ホームしもだ利用者の個性的な絵も展示された。地域の底力を感じた」とコメントしている。

 この高田の花壇は5月15日から17日に開かれる、今年で3回目を迎えた個人・グループが育てた庭を公開する「港北オープンガーデン」のコースにも組み込まれている。

絵が展示された花壇で笑顔を見せる古田さん

2015年4月30日    タウンニュース


障害者の絵、花壇に展示中

2015年05月01日 01時17分09秒 | 障害者の自立

 高田町の住民が設置した花壇に、障害者活動ホーム通所者が描いた絵画が5月17日まで掲示されている。区が主催する「港北オープンガーデン」のコース内にも盛り込まれており、新緑のなかウォーキングがてら鑑賞するのも楽しそうだ。

 花壇設置は、同町在住の古田邦夫さんが代表を務める「高田の丘美化活動グループ」が2004年頃から進めてきたもの。同町天沼住宅街はかつて、夜になると人通りが絶えるのを狙った、車やテレビなどの不法投棄に悩まされていた。古田さんらが中心となり、ごみを捨てにくい環境づくりをめざし、季節ごとに美しい花を咲かせるスイセン、アジサイ、ツツジなどを植えた花壇設置をしたところ、状況は一変。現在では大きく改善されている。

理解深めたい

 下田町にある、港北区障害者地域活動ホームしもだでは、知的・身体障害がある通所者が講師の指導を受けながらイラストなどを描く創作の時間を設けており、その作品は、きれいで独特の色彩感覚を持つ特長的なものばかり。その絵に心を動かされた古田さんが、同ホームに声をかけ、花壇への展示が実現した。 グループメンバーが、絵を飾るべニア板のカットや白色のペンキ塗りなどの下準備を担当。4月上旬から5つの花壇に、通所者の7人ほどがこれまで描き残していた作品のうち、50点の公開を始めている。

 ホームしもだの伊東葉子さんは「通所者の絵を多くの人に見てもらい、障害への理解を深められれば嬉しい」と話し、古田さんは「障害者の人たちに1つの達成感を味わってもらいたかった。どの作品も素晴らしいものばかりです」と目を細める。

横山区長も鑑賞

 10日には、横山日出夫港北区長も現地を訪れている。「不法投棄が絶えなかったこの地域が花壇で再生され、今回、活動ホームしもだ利用者の個性的な絵も展示された。地域の底力を感じた」とコメントしている。

 この高田の花壇は5月15日から17日に開かれる、今年で3回目を迎えた個人・グループが育てた庭を公開する「港北オープンガーデン」のコースにも組み込まれている。

絵が展示された花壇で笑顔を見せる古田さん

2015年4月30日    タウンニュース


難病患者、一般就労例も 障害サービス支援対象化2年

2015年05月01日 01時12分29秒 | 障害者の自立

 難病患者が障害者総合支援法の障害福祉サービスの対象に加えられ、就労支援を受けられるようになって4月で2年がたった。障害者向け事業所で負担の少ない仕事をこなし能力を高められる就労継続支援の枠組みで働き、その後、企業などに勤める一般就労につながるケースもある。難病患者の社会参画につながっている一方、雇用主の難病患者に対する理解不足などの課題も指摘される。

 2013年に障害者総合支援法の対象にパーキンソン病や多発性硬化症など難病130疾患の患者が加わった。15年1月にさらに151疾患まで拡大。対象者は障害者手帳を持っていなくても、障害福祉サービスを受けられる。就労支援には、雇用契約を結び、飲食やサービス業など軽作業中心の就労継続支援A型と、雇用契約を結ばず、障害の程度や年齢、体力を考えて生活リズムを整える狙いも込めて働くB型の二つの形態がある。

 難病患者の就労支援が進む状況を受け、北海道難病連(札幌)は討論会を3月に開催。働く患者、雇い主双方からの経験や意見が語られた。

 ホルモンの分泌をつかさどる脳の下垂体が萎縮したり、消失したりする下垂体機能低下症の八木芳乃(やぎよしの)さんはA型事業所で、会報づくりなどの事務作業に従事。その後、リサイクル業を行う事業所に一般就労し、利用者の仕事を援助したり健康を把握したりする生活支援員として働いている。

 八木さんは、毎晩寝る前にホルモンを自ら注射しなければならず、疲れやすいなどの症状がある。A型事業所に通った当初について「職場が『難病患者って何』という感じだった。ホルモンが足りないと死ぬこともある病気だとか、暑さ、寒さに弱いとか、何度も繰り返して伝えて分かってもらえた」と苦労ものぞかせた。その上で「A型事業所では仕事のレベルを少しずつ高められ、難病患者の社会進出にかなう。一般就労につながった自分の経験を伝えていきたい」と話した。

 八木さんが利用したA型事業所を運営する斎藤規和(さいとうのりかず)さんは「A型事業所は福祉的な支援がつき、仕事だけでなく社会に出る訓練もできる。働く能力のある難病患者が現場で意欲を培い、一般就労につなげてもらえる」と述べた。

 ただ「『体調悪くなったら言ってね』『休んでいいよ』などの言葉をかけたとしても、難病患者が職場の環境や雰囲気で言い出しにくいことがある」と話し、雇い主として見た目だけでは分かりづらい難病患者の症状に配慮する必要性にも触れた。

 道難病連は、事業所や企業への難病についての理解・啓発を進めているが、高田秦一(たかだしんいち)代表理事は「就労を希望する難病患者向けに、病気の症状やできる仕事の内容を事業者に伝えるための勉強会も必要ではないか」と話す。

 道内では、昨年9月までに就労継続支援のA型で31人、B型で32人がサービスを利用。一般就労に向けた支援を受けている人も12人いるという。利用者の4割が集中する札幌市は「潜在需要があり、希望者は増える」(障がい福祉課)とし、難病患者の就労を受け入れている事業所などを検索できる同市のホームページ(HP)「元気さーち」(http://www.sapporo-akijoho.jp/)を紹介している。

 障害福祉サービスの対象疾患は厚生労働省のHPに掲載されている。サービスの手続きは市区町村の障害福祉担当へ。

 辞める前に相談を 道内唯一の難病患者就職サポーター・浅川身奈栄さんに聞く

 障害福祉サービスを難病患者が利用できるようになり、全国に難病患者就職サポーターが配置された。ハローワーク札幌で2013年7月から道内でただ1人、相談業務に当たってきた浅川身奈栄(あさかわみなえ)さんに難病患者の就労について聞いた。

 ――難病患者の就労の状況は。

 「3月末までに205人から885件の相談を受け、52人が就労しました。就労継続支援A型事業所では、1日4時間など短い勤務が中心で、最低賃金、雇用保険も保障されます」

 ――障害福祉サービスの利点は。

 「仕事のブランクがあるなど、1日8時間以上のフルタイム勤務に不安を抱える人も多い。リハビリを含めて、仕事に復帰する導入策として良いと思います。毎日働くのが厳しい人はB型事業所も選べます」

 ――課題はありますか。

 「難病は種類が多く、病気による症状の差のほか、個人差や症状の時間変動がある。これを分かってもらうのが難しい。一方で、数は少ないですが事業者からどう支援したらよいかとの相談もあります」

 ――在職中に難病を発症したり、症状が悪化したりする人もいます。

 「傷病休暇を取れることを知らずに退職する人もいます。負担が軽い仕事への配置替えなどを職場に訴えたり、産業医などから助言を得たりできる。辞める前に相談に来てほしい」

  難病患者就職サポーターの相談についての問い合わせはハローワーク札幌(電)011・804・5253、道難病連(電)011・512・3233へ。

04/29     北海道新聞


太陽光設備管理:障害者の就労支援 阿南で落成式 /徳島

2015年05月01日 01時10分10秒 | 障害者の自立

 阿南市那賀川町敷地の知的障害者更生施設「シーズ今津」で、施設利用者が太陽光発電設備を管理する就労支援が始まることになり、設備の落成式が28日開かれた。施設を運営する社会福祉法人悠林舎の林正敏理事長(65)は「太陽光発電を使った就労支援は全国で初めてではないか」と話している。

  敷地内の約250平方メートルに約1000万円を投じて、太陽光発電パネル計96枚を設置した。出力は最大24キロワット。固定価格買い取り制度を使い、月約12万円の売電収入を見込む。施設利用者のうち希望する10人が、パネル表面の汚れなど決められた項目を点検し、用紙に書いて施設管理者に報告する。

 従来は菓子作りや資源回収などに取り組んでいたが、屋内の単純作業では十分な訓練にならない場合があり、収入も安定しないといった課題があった。施設の責任者、古賀健雄さん(40)は「設備を大切に管理し、働く力を付けてほしい」と期待を込めた。

毎日新聞 2015年04月29日 地方版