ゴエモンのつぶやき

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障害者の権利 絵本に 国連の条約 分かりやすく

2015年05月13日 01時47分56秒 | 障害者の自立

 障害者に、健常者と平等な権利を保障する国連の障害者権利条約を分かりやすく説明した「えほん障害者権利条約」(AB変形判、32ページ、汐文社、1620円)が出版された。

 同条約は2006年12月の国連総会で採択され、日本も昨年1月に批准している。ただ、一般的にはまだ浸透しておらず、全国の障害者団体で作る日本障害フォーラム(JDF)幹事会議長の藤井克徳さん(65)が「子どもたちにも身近なことだと分かるように」と絵本制作を企画。藤井さんが文案を考え、知人で静岡市の障害者福祉施設で働く里圭(さとけい)さん(37)が木版画による挿絵を担当した。

 JDFは同条約を広め、障害のある人の社会参加を推進するために、「障害のある人もない人も、共に住み慣れた町で、その人らしく暮らし、働く社会を」などと訴えるイエローリボン運動を展開している。

 絵本では、その運動のシンボルマークを擬人化した主人公が、条約が求められ世界に広がった経緯などを紹介。スポーツや芸術鑑賞の場で、障害を理由に楽しみが奪われないようにするなど、誰にでも分かりやすい事例で条例の役割を伝えている。

 また、障害のある人だけでなく、赤ちゃんやお年寄り、大きな荷物を持った人などが生活する町を描き、誰もが笑顔になる社会の実現を呼び掛けている。条文タイトルをベートーベンの交響曲第9番の楽譜に重ねたページでは、世界共通の言葉である音楽を奏でるようにして、条約の力を引き出そうとも訴えている。

 藤井さんは、「子どもへの読み聞かせなどを通じて、子どもから大人までが理解し、誰もが分け隔てされない社会になるように活用してほしい」と話している。問い合わせは、きょうされん事務局=03(5937)2444。

「えほん障害者権利条約」の表紙

=2015/05/12付 西日本新聞朝刊=


「子どもの心に届け」 障害者権利条約が絵本に

2015年05月13日 01時39分39秒 | 障害者の自立

 障害者権利条約を広く知ってもらうため、子どもたちの心に飛び込んでみたい−。

  そんな思いから日本障害フォーラム幹事会議長の藤井克徳さんが、「えほん障害者権利条約」(汐文社、1500円)を出版した。絵は里圭さんの生き生きとした版画。

  内容は、権利条約を「ボク」になぞらえ、誕生の経緯や世界中で受け入れられていく様子、目指す社会のありようを伝えるもの。街なか、劇場、競技場などでさまざまな年齢や性別、国の人が登場し、白杖を持つ人や車いすに乗った人なども随所に出てくる。

  小学校高学年からの子どもが読む想定だが、就学前の子でも、親や保育士らに読んでもらいながら絵を見て楽しめるように描かれている。

  藤井さんは、国連で条約策定が模索され始めたころから会議を傍聴、参加してきた。中でも2006年に条約案がまとまった時、世界各国から集まった人たちが拍手し、口笛をふいたり足を踏みならしたりした議場の空気は忘れられないという。

  絵本の構成は昨夏から里さんと何度も話し、相互に練り直した。藤井さんは視覚障害があるため複数の人に絵を見て口頭で説明してもらい、イメージを膨らませた。絵を想像して文を直し、それを読んで里さんがさらに絵を直し、仕上げた。

  藤井さんは「日本も批准した権利条約を、障害のある一人ひとりの暮らしぶりの好転に役立つものにしたい。絵本がその一助になれば」と話している。

  汐文社☎03・6862・5200 FAX03・6862・5202

「条約を広く知ってほしい」と藤井さん

「条約を広く知ってほしい」と藤井さん

2015年0511日   福祉新聞編集部


増やせ障害者の収入 北海道内の就労施設、高品質の商品作り

2015年05月13日 01時35分42秒 | 障害者の自立

 障害者の就労支援に向けた動きが広まる中、道内の就労継続支援事業所で一般の企業や商店に劣らない高品質の商品作りを目指す取り組みが出始めている。商品の品質やデザインで差別化を図り、適正な価格で売ることで、障害者の収入を増やすのが狙い。障害者が自立した生活を送る上で、働く意欲や経済的な支えにつながると期待されている。

 昨年6月に開所し、女性向けにデザインしたキャンドルが評判を呼んでいるのは、精神障害者らが働く札幌市南区澄川の「スノードロップ」。青、水色、白の濃淡がある雪の結晶形のろうを重ねた製品など、1個500~2千円。催しで売り上げが数万円になることもある。

■適正価格で

 「適正な価格で買ってもらえるのは、『かわいい』からこそ」と話すのは、デザインや仕上がりを指導する所長の川又郁子さん(63)。従業員は5ミリ四方の色違いのろうを格子模様に組んだり、キャンドルの色に合わせて芯を手作りしたりする。細部の美しさを出す作業は根気が必要だ。

 事業所は、正式の雇用契約を結び最低賃金などを保障する就労継続支援A型で、従業員の平均賃金は月7万円近く。技術が高い人は8万円以上を得られるようになった。川又さんは「障害年金と合わせれば1人暮らしもできる。我慢強く作業を続けたことで自信を持ち、接客や仲間への教え方を丁寧にできるようになった従業員もいる」と喜ぶ。

 札幌市南区中ノ沢の「お菓子工房ノワ」。甘い香りの店内は主婦らでにぎわう。看板商品はシュークリームで、生地に道産小麦、クリームにはこくのある三温糖を使い、1個140円。一般の菓子店とほぼ同じ価格設定だが、週末は1日240個が売れる人気だ。

05/11 05:00   北海道新聞


タンデムサイクリング:障害者も風を感じて 山口・維新百年記念公園 /山口

2015年05月13日 01時32分38秒 | 障害者の自立

 山口市の維新百年記念公園で9日、2人乗り用のタンデム自転車を障害者と健常者が共に楽しむ「Let’s タンデム〜風を感じながら走ろう!〜in維新公園2015」があった。

  日本競輪選手会山口支部や県障害者スポーツ協会などが主催し、今年で6回目。この日は、視覚障害者ら10人が参加した。後部座席や、自転車の前部に設置された車椅子に座るなどして気持ち良さそうに初夏の風を感じて走っていた。

 参加した山口市の徳原啓次さん(38)は「車椅子に座って気持ち良い風が感じられた」と笑顔だった。

毎日新聞 2015年05月11日 地方版


奮闘する選手に大声援 鹿児島市4会場で7競技、1020人出場 /鹿児島

2015年05月13日 01時29分17秒 | 障害者の自立

 第9回県障害者スポーツ大会(県など主催)が10日、鹿児島市の県立鴨池補助競技場など4会場であった。選手約1020人(13〜84歳)が出場。ボランティアらも含めると計約2760人が大会に参加し、奮闘する選手に大きな声援が送られた。

  陸上▽水泳▽卓球▽アーチェリー▽ボウリング−−など7競技があった。10月に和歌山県である「全国障害者スポーツ大会」の代表選手選考も兼ねており、選手が真剣な表情で取り組んだ。

 車いす200メートル走に出場した新谷大夢さん(18)は「最初は緊張したが、楽しく走ろうと思って、80%の力が出せました」と笑顔いっぱいだった。

毎日新聞 2015年05月12日 地方版