これは先週の関西テレビ「アンカー青山氏のニュースでズバリ」の映像です。ぼやきくっくりさんのところから拝借しました。私も動画で、この回の番組を見ましたが、冒頭で、青山氏が、「・・・(前略)・・・ちょっと僕あの、お気づきの視聴者いらっしゃるかもしれないけど、今日まだショック受けててですね。その、日本のあまりに深い闇というのか、その、私たち が信頼してた、総理も含めてですね、これ安倍さんのことじゃないんですよ、まああの、過去総理やった人でですね、しかも最近大変話題になった人について も、こんな闇を抱えているのかっていうね、ことが明らかになった。・・・」というコメントから始まりました。
この番組を見て、私も小泉元首相の売国的な行為にショックと怒りを感じました。もとから、小泉元首相をそんなには評価していなかったのですが、それでも功罪両方あって、訪朝により拉致家族を5人でも取り戻したことは、まあよくやったという気がしていました。ところがこの拉致問題の功績には、大きな裏の密約があったのです。
青山さんの説明は現在の水面下の動きから説明が始まりますが、北朝鮮が安倍さんに二回裏切られたと言っているという話が出て来て、それがなぜかという話になり、それを要約すると、次のようなことなのです。上の画像にあるように、1977年に朝銀大阪信組が破綻し、橋本内閣は一度公的資金を投入しますが、ところがその後小泉さんになってから、3回に分けて公的資金を投入し、なんと全部で一兆500億円も投入したのです。その投入した資金はおそらく皆北朝鮮へと流れたと思われます。それによって、拉致被害者の一時帰国が実現したらしいのです。
しかもその拉致被害者は、あくまで一時帰国であり、また北朝鮮に戻すという密約があったのです。あの時アジア大洋州局長だった田中均氏がかなり強引に帰そうとしていましたよね。安倍さんと中山恭子さんによってそれが阻止されて、帰さないという流れになったのです。これが北朝鮮の言う一回目の裏切りらしいです。つまり密約違反ということです。
更には、横田めぐみさんに関しても、北朝鮮は亡くなったと言っており、小泉さんは、なにか出してくれば、それでこの問題は終わりにする、そして日朝国交正常化を進め平和条約を結んで、北朝鮮援助という密約が出来ており、それで偽物の遺骨を出してきたというのです。このあまりにお粗末な証拠はすぐに嘘がバレて偽物だと鑑定されましたが、これも安倍さんの働きで、これによって北朝鮮への経済制裁が行われることになりました。これが第二の裏切りというのです。
北朝鮮にとっては、小泉氏は友達であり、安倍さんは、日本政府と密約したはずなのにそれを破った裏切り者扱いで、敵と認定されたのです。
しかし日本国民から言えば、安倍さんは良識ある国民の声を代表するものであり、世論の後押しによって、断固拉致被害者を北に帰さない決定をされ、日本にとどまることになったのはほんとによかったと思います。更に遺骨の鑑定も出来、経済制裁実行は、まさに北朝鮮にとっては、予定外の全く反対の結果になり怒ったことでしょうが、もし日本が簡単に丸め込まれて言いなりにされるという状況を作れば、おそらく世界の諜報活動はこれを把握できるでしょうから、世界中から日本は食い物にされる国となったかもしれません。
小泉元首相のやり方で拉致問題を手打ちにされて、日朝国交正常化が進められ、どんどん援助などやられたら、ほんとにたまったものではありませんでした。何の解決にもなっていないのに、国民の血税が奪われていくなど、これが売国行為でなくて何でしょうか。
2014-02.19 青山繁晴 水曜アンカー 提供:別寅かま...