「おやじぃ」の日々つぶやき

日々の生活の中で見聞や体験したことを、その歳なりで感じる気持を綴ります。

池袋のショットバー「ザ・クレイン」

2010年02月08日 | お酒
 2月8日(月)になりました。今日は、先週来の寒さも和らいで流石にホッとさせられます。先週の寒さと雪は、北極圏から張り出した強い寒気団がもたらした物だそうです。米国では首都ワシントンDCに60cmもの降雪、日本の北陸・新潟方面では記録的な大雪で市民生活に多大な影響が出ています。旭川も連続してなまらシバレる日々でした。


 1月18日(月) 南浦和のレベルストックを出てから、ホテルをとってある池袋に戻りました。

バー・レベルストックの記事はこちら



 時間は午後10時半ころ。まだまだ寝るには時間があるので2度目になるバー「ザ・クレイン」を訪ねました。




 このバーは、JR池袋駅西口を出て徒歩5分ほど行き、ホテル・ストリックスの横の小路に入ると道路に面してします。

 マスターから、開業して約19年とお聞きしました。店内は、L字の10席ほどのカウンターに、テーブル席が小2に大1(小グループの利用か)というつくりです。

 このバーに行って見て、とても特徴のあるお店だなと感じました。

 その一つは、バックバー他に在庫しているスコッチシングルモルトのボトルに、1960年代のオフィシャルものが沢山あることです。当然、既に閉鎖されている蒸留所のボトルも豊富に置いてあります。

 お店を開業する際に、マスターはそのようなボトルを意識的にまとめて買い入れていたそうです。20年ほど前といえば、東京でもそんなにスコッチシングルモルトの需要が広がっていないはずでした。先見の明というべきでしょうか。

 勿論、そのようないわゆる「オールドボトル」を今購入すれば、ものすごく高価格になっているはずです。ですから、このお店では、一番高いウイスキーでも、シングル(30cc)で5万円だそうです。ハーフ(15cc)で頼めば半額となります。

 ただこれは、希少なボトルの類の話しであって、マスターはお客の予算に合わせて飲んでもらえるように、様々な価格の銘柄を取り揃えている。それが、店の経営方針だとのことです。

 もう一つは、マスターの経歴です。元々は都内の高級料亭で和食の料理人として修行していたとのこと。ただ、ある時に、料亭でお出しする料理は中々一般の方には食べてもらえないのでは?と考えるようになって、直ぐではないでしょうがバーを開くことにしたそうです。

 そういう経歴だからでしょうか、一般にバーテンダーの方が使うナイフは洋物なのですが、こちらのマスターは幾つかの和包丁を使っていました。例えば、丸い氷(いわゆるスーパーアイス)を使う際には、事前に多面体に削っておいて冷凍した氷玉を、いわゆる「出刃包丁」で角を落とし綺麗に丸くしてお出しするというようなスタイルです。



 これは、そんなボトルの写真です。(これを全部飲んだのではありません。) とてもいいお店だなと思いました。

SHOTBAR THE CRANE 東京都豊島区池袋2丁目3-3 曙ビル1F
℡ 03-5951-0090

 THE CRANE のホームページ