昨年の暮れに書棚を片付けていたら、見出しの付けていないファイルの中から、1997(平成9)年夏の、トムラウシ山に行った時の記録が出てきました。山友だちのS.Atushi君が作ってくれた登山計画や直筆の感想メモなどでした。たぶん私が、コピーのためとかで借りて返していなかったものだと思います。
19年ほど前の登山の記録を読み返して、その時の感動やらがド~ンという感じで蘇ってきました。私は、その時一眼レフカメラと自動カメラ?とで、ポジとネガフィルムの写真をたくさん撮ってありした。この時はほぼ3日の間、とても天候に恵まれました。たぶん、Atushi君とまた登りに来たいねとか話していただろうと思います。しかし、その後は機会がなく、気が付けばすっかり年数が経ってしまいました。おそらくこの先は登ることはまず無いだろうと思うので、記事にして記憶に留めておくことにしました。
※北海道夏山ガイド〔2〕 1992年2月第4刷発行 186、187頁(北海道新聞社刊)から~この時は「沼ノ原コース」で登る。
※上記ガイド 168、169頁(五色岳コースの俯瞰案内図)
※上記ガイド 188頁の俯瞰案内図
※このころ携行していた(株)昭文社の「山と高原地図42」(1990年発行)のコース図
※この時は、Atushi君(多分44歳?)と私(48歳)の2人パーティで、彼が私より登山歴が長いのでリーダー役、当然この登山計画の作成と実際の記録も書いていもらいました。(手書きのものをエクセルで表記)
※この時の装備分担表です。記憶では、このころ私はドコモの携帯を使い始めたのですが、山の奥では通話できないだろうと、持って行かなかったと思います。リーダーの携帯がどこの社だったかは忘れましたが、通話が可能な時もあるということで持参していたと思います。なお、この時の私のザックは70リットルのもの。リーダーも同程度のもので、私の2人用テントを仕分けして互いに15kg程度の重さにし担いで登りました。
ここからリーダーの登山記を3日に分けて掲載し、間に私の撮った写真を入れて行きます。なお「リーダーの一句」は、登山計画の余白に書かれていたものをその日の末尾に入れました。まあ、俳句ではないし川柳でもないと思いますが、その時の気持ちは良く表現されているように思います。また、その時の私の記憶も併せて記載しました。
※五色ヶ原の山の花々、黄色はミヤマキンバイ、桜色はエゾコザクラそのほかたくさんの花々が一斉に咲き競っていました
※ヒサゴ沼キャンプ地を出発後、ヒサゴのコルあたり?からトムラに向かうところかと思います。
※ロックガーデンに差しかかるか、その辺りから北沼方向だと思います。
※ほぼ北沼のほとりです。視線の先にはトムラウシ山の頂きが見えています。
※北沼の上の登山道からの後の眺め。眼下には北沼の水面と残雪、遠く右には旭岳が見えています。
※トムラウシ山の頂上(2,141m)にて。時間帯(午前11時過ぎ)もあってか、人、人で一杯でした。
※下山の日、2泊したヒサゴ沼キャンプ地を振り返る。(沼の水深はかなり浅かったように記憶しています。)
※帰路の方向にある化雲岳に向かう
※化雲岳の頂き(1,954.3m)にて
※化雲平を歩く(2枚)この時間帯には、日差しが強くなり気温も上がったので、半ズボンに履き替えました。
※トムラウシの山容を背景にした五色ヶ原 このとき確か、あ~ぁ「天国」って、こんなイメージなのかもと思った記憶があります
※沼の原にて(2枚)ワタスゲの群生がきれいでした。
※おまけ
この記事のアップの準備をしていたら、3月6日(日)NHK「さわやか自然紀行」で「北海道 厳冬 トムラウシ山」の放送がありました。番組HPの写真ですが、左は冬のトムラウシ山、右は、登山路で見られる「スノーモンスター」といわれるものだそうです。撮影は1月のようですが、冬に大雪山の上の方がこんなにきれいに晴れ渡るのは、ほんのわずかだそうです。
※この記事に使用したガイドブックの内容は、約20年以上前のものです。したがって現在、登山コースが同様に通行できるかどうか当方は確認しておりませんので、最新の案内書などを使用されるようお勧めいたします※