「おやじぃ」の日々つぶやき

日々の生活の中で見聞や体験したことを、その歳なりで感じる気持を綴ります。

「ダウト~あるカトリック学校で~」

2009年04月10日 | 映画
 4月8日(水)の午後、「ダウト~あるカトリック学校で~」を見ました。原題は「DOUBT」、原作は「ダウト─疑いをめぐる寓話」となっています。やっぱり主演がメルリ・ストリープなので今度はどんな演技をするのか?と関心があり見ました。


 旧来の道徳観と篤い信仰心を持つカトリック学校の校長役です。映画の最初から終わりまで一度も表情を崩すことはありませんでした。サスがです!


 一方、こちらの神父は終止にこやかでした。いいキャステングなのでしょう。
 
 映画の感想としては、カトリックの学校が舞台のドラマなので、日本人には解りにくいところがあるかもしれません。
 なお、この映画の前に舞台劇「ダウト」が2004年11月~2005年1月までマンハッタンで上演されているそうです。

〈ストーリ〉
 1964年、ニューヨークのブロンクスにあるカトリック学校、セント・ニコラス・スクール。司祭を務めるフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、教会の大聖堂で信徒や生徒たちを前に説教を行っている。「確信が持てないとき、あなたならどうしますか?」
 前年に起きたケネディ大統領暗殺事件に触れ、絶望感が人々を結びつける強力な絆になったと主張する彼。「疑惑というのものも強力な絆になり得るのです!」と笑みを湛えながら語るフリン神父の姿を、鉄のように厳格な校長シスター・アロイシス(メルリ・ストリープ)は、冷徹なまなざしで見つめている。
 旧来の道徳観と篤い信仰心をもつシスター・アロイシスは、純真な新人教師のシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムズ)にたびたび注意していた。
授業中、急に鼻血が止まらなくなった少年について、学校をサボるため、わざと鼻血を出したのではないかと指摘するシスター・アロイシス。彼女は、物事を“疑惑”の目で見なければならないことを、シスター・ジェイムズに断固として告げる。
 学校でバスケットボールを教えるフリン神父は、生徒たちからの人望も篤い。彼は学校が守り抜くストイックな規律に対し、現代的な開かれた教会を目指すべきだという持論を展開していた。ある日、シスター・ジェイムズはシスター・アロイシスに、フリン神父が学校で唯一の黒人生徒ドナルド・ミラーに強い“関心”を示していることを報告する。シスター・ジェイムズの授業中に、フリン神父は礼拝堂の侍者に選ばれたドナルドを司祭館へ呼び出し、酒臭い息とともに教室へ帰して寄こしたのだ。シスター・ジェイムズは疑惑を持つことによって神が遠ざかってしまうのを恐れるが、シスター・アロイシスはこう説く。
 悪事に立ち向かおうと1歩踏み出せば、神から1歩遠ざかることになる。しかし、それは神のために成す行為ななのだと。
 校長室にフリン神父を呼び、真実を問いただすシスター・アロイシス。しかし、彼はドナルドがミサ用のワインをこっそり飲み、そのスキャンダルから生徒を守ろうとしたのだと説明する。フリン神父の言葉を信じ、ホッと息をつくシスター・ジェイムズ。一方、シスター・アロイシスは何の証拠もないまま、欲望に忠実なフリン神父の嘘を強く確信していく。「校長先生はあの人のことが嫌いなだけです」とシスター・アロイシスに抗議するシスター・ジェイムズ。
シスター・アロイシスは、ドナルドの母親であるミラー夫人(ヴィオラ・ディヴィス)に会って詳しく事情を聞くことにする。
 フリン神父は再び祭服をまとい、大聖堂で説教を行っていた。それは、ナイフで切り裂いた枕から風に飛ばされていく羽を、噂にたとえた寓話である。説教の真意を尋ねるシスター・ジェイムズに対して、フリン神父は孤独なドナルドを真に守ろうとしているのは自分だと、あらためて主張する。
 一方、学校に呼び出されたミラー夫人も、息子を守ってくれているのはフリン神父だと、彼への感謝の気持ちをシスター・アロイシスに語る。
 ドナルドとの不適切な関係をほのめかすシスター・アロイシスに向かって、ミラー夫人は涙を流して激しく抗う。どんなことがあろうと、息子には誰か気にかけてくれる人が必要なのだ、と。
 ミラー夫人と別れた後の校長室に、彼女を呼び寄せたことに激昂したフリン神父が入ってくる。自分への根拠のない反対運動を止めるように強く迫るフリン神父。しかし、シスター・アロイシスは揺るがぬ自信をもって、彼に辞任するよう要求する。ふたりの信念を賭けた闘いは、いま最後の局面を迎えようとしていた―――。

映画データ
  2008年/アメリカ映画/上映時間 1時間45分
  監督・脚本:ジョン・パトリック・シャンリィ 原作:ジョン・パトリック・シャンリィ
  出演・シスター・アロイシス(メリル・ストリープ)/フリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)/シスター・ジェイムス(エイミー・アダムス)/ミラー夫人(ヴィオラ・ディヴィス)

           この映画のパンフィレットです


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