Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

和歌山強化合宿の話。(その2)

2018年04月22日 | 建築、設計

今回は小さい写真ではなく大きくして書いてみようと思う。
前回の続き。お弁当を食べ、いよいよ始まった。
ガイダンスから始まり、最初に工場見学。工場をいっても木材の加工
であるから、あまり工場っぽくない。
音がうるさいので説明が聞きにくいということで、トランシーバーを
各自つけての工場見学。このトランシーバーが無かったら説明が聞けて
いないというぐらい音のする場所もあった。すごいぞ、トランシーバー。
 

 
丸太の皮むきから。自動でセットされ、1枚目の写真右側に
はがされた皮等が集められる。これは木材を乾燥させるとき
の燃料に使われる。
 

 
丸太を必要な板材に切り落としている様子。見えなかった
節が現れてくる。節というのは枝の後なのである。
 

 
木材は乾燥が命。機械で乾燥さすことによって性能を
確保する。この乾燥機は気圧を調整してより水分が抜け
にくいようになっている。屋根の煙突が多いのが気圧の
調整するところ。
 

 
木材の大きさの種類が豊富。ストックが多いというのは対応力が
あって有難い話なのだ。製材する時も人の目で見て確かめる。
曲がりや欠陥が見つかればここでも撥ねられる。
プレカット(加工)された材木の梱包にも工夫がある。黄色い
梱包は紫外線に強いビニール。紫外線による色焼けがしにくい。
右下のチョークの丸印は人の目で見て発見されたキズ。
これだけで出荷出来ない材となる。ちなみによーく見ないとキズが
わからないが、職人さんは瞬時に見極めるそうだ。サスガである。 
 

 
曲がりの梁には手加工で対応する。木材の強度は右上の写真の赤い部材の
所を通過することで測定する。瞬時に測定され数値が表示される。
この数字は構造計算のときに使われる強度であって、大切なものである。
ただし、表示のない材木というのも流通している。
他にも説明を受けたりしながら時間はあっという間に過ぎていく。
最後に近くで作った建物の屋根トラスという部分の実際につくって検討し
た実物サンプル。なかなかの迫力であった。
 
この後、デザインに対するセミナー、構造に対するセミナーと各1時間あり、
セミナー後、試験があり、試験が終わってからホテルへチェックインし、
すぐさま出てきて、親睦会という夜まで休みなしのスケジュールとなった。
 
2次会へも誘われたが、ありがとうございます、今日は遠慮しておきます~、
と引き上げてホテルへ向かうのであった。
 
写真を大きく表示したら、なかなか写真だらけのブログになった。(笑)