「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「デイジー」(2)

2006年06月08日 19時44分00秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35988260.html からの続き)

 ヘヨン(チョン=ジヒョン)は画家の卵で、祖父の骨董屋を手伝いながら、街頭で似顔絵を描いています。

 ヘヨンのもとには、名前も分からない人から、いつもデイジーの花が届けられます。

 ヘヨンは、送り主はきっと以前自分を助けてくれた、顔も知らない人だと思い、

 まだ見ぬ心の恋人に、いつか出会えると信じています。

 そんなヘヨンの前に現れたのはジョンウ(イ=ソンジェ)。

 ヘヨンはジョンウを心の恋人だと確信します。

 ところが、実はジョンウは国際警察の刑事で、

 ヘヨンに近づいたのは麻薬捜査の張り込みのためでした。

 一方、ヘヨンの幻の恋人は実在し、常に陰からヘヨンを見守っていました。

 彼・ハクウィ(チョン=ウソン)はスナイパー(暗殺者)で、ヘヨンのためを思って名乗ることができずにいたのです。

 ジョンウは素性が知れしまったため、ヘヨンの前から姿を消し、入れ代わるようにハクウィが現れます。

 やがてジョンウとハクウィは、相対する立場上、互いに命をかけあって対峙することになります。

 数奇な運命に翻弄される男女のトライアングル。

 過酷な殺戮(さつりく)を繰り広げながら、切ない純愛に心を震わせる物語を、スタイリッシュに描いています。

 韓国のベタなラブストーリーには乗っていけないσ (^^;)ですが、この映画には引き入れられました。

 全編オランダロケというのも、スマートな雰囲気をかもしているでしょう。

 ラストもひとひねりあり、余韻を残して幕が引かれます。

 チョン=ジヒョンは、アクションシーンも吹き替えなしで取り組んだそうで、

 国際女優への第一歩を踏み出したところでしょうか。

 今後の活躍が楽しみです。
 

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