「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

元パートナーとの 共同の子育て

2012年06月01日 22時18分14秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 お子さんがいる場合、 学校のことや結婚式などで、

 元パートナーと 顔を合わせることになります。

 どう対応するか、 頭の中でリハーサルしておきましょう。

 ボーダーの人の  「行動」 と 「人物」 を 分けて考えてください。

 お子さんにも 対処の仕方を伝えておきましょう。

 お子さんが 元パートナーと住んでいる場合、

 お子さんと連絡を続けていくのは 非常に大切です。

 パートナーがそれを妨げたら、 どのような障害があったか、

 皆さんがどれほど努力したか、 記録を取ってください。

 障害が続くなら、 弁護士に連絡し、 話し合うことが必要です。

 生活費の支払いを命じられたら、 論争などをせず 支払いに応じてください。

 保健を利用できるなら、 お子さんの分も 補償されるようしてください。

 お子さんの教育にも 関わっていくことも大切です。

 成績のコピーを見せてもらったり、

 学校を訪ねたり、 お子さんと直接 話してみてください。

 この時期は お子さんにとっても辛いものになります。

 皆さんのお子さんへの愛情が 不変であることを、 何度でも伝えてください。

 ボーダーの親を 悪く言うことは 抑えなければなりません。

 お子さんが 両親のどちらかを選ばなくてはならない 気持ちに追い込んでしまいます。

 ボーダーの親が お子さんに、 皆さんのことを 悪く言ったとしましょう。

 「そのことで お前は混乱しているだろうね。

 私の考えを話してもいいかな」

 などと切り出し、 元パートナーを責めることなく、 お子さんを安心させてください。

 皆さんが一貫して変わらないことが、 お子さんにとって重要です。

 それが お子さんとの絆を 強く保つことになるでしょう。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 


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