「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

精神障害者の心をつかむ 説得術 (2)

2006年12月17日 10時29分19秒 | 車椅子社長/無意識の彷徨/コンビンサー
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43307536.html からの続き)

 押川氏の 説得のノウハウは 全く独自のものだ。

 彼は 心理学や精神医療の 専門的な勉強をしたことはないという。

 学問的な知識や マニュアルではなく、幾多の現場を踏んだ 経験から培った勘と、

 研ぎ澄まされた感性で 患者の心に入り込む。

 ヒヤリングを通して 患者が何をしてほしいのかを読み取り、

 それをぶつけることによって 一気に患者の心をつかむのだ。

 一般に 心理の専門職は、時間をかけて 患者を受容することによって 理解していく。

 しかし 押川氏の場合は それとは逆に、

 彼の熱い想いを 患者のほうが理解するのである。

 感情をぶつけることを恐れず、ときには 声を荒らげることもあるが、

 患者を好きなんだ という押川氏の本心が 相手には伝わっていく。

 今まで 誰からも置き去りにされてきた 精神障害者たちは、

 本気で体当たりしてきてくれることを 内心望んでいるのだろう。

 最後は言葉ではない。

 彼らのSOSのメッセージを 全身で受け止めるのだ。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43359978.html
 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漢方 (メラニー)
2006-12-18 11:16:30
アドレス変わっていますか?何度かトライしましたが
送信に失敗しました。昨日私は漢方の勉強に
行ってきました。急性期より慢性期に向いている
漢方はメンタルの分野にも近い気がします。
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