ボーダーの親を持つ アダルトチルドレンの人たちから、
自分のもう一方の親への アドバイスを聞いてみました。
ただし ここに出てくるボーダーの親は、 BPD以外の病気を 抱えている人も多く、
“標準的な” ボーダーの人より 虐待的であることに留意してください。
・ クリスの話
父は僕が17歳のとき、 僕をボーダーの母親のもとに残して 亡くなりました。
BPDの狂乱状態に 子供を置き去りにすることは、 絶対にしてはいけません。
母は僕を罵り、
愛情を弱さと捉えていたため、 本当の愛情を 一切与えてくれませんでした。
あんな環境でなかったら、
少なくとも自分自身の人生を 築くことができたと思います。
・ マーガレットの話
ボーダーの人は うつ状態からハイな気分へと、 急に変わってしまいます。
うつは数時間ほど続き、
こちらが相手を 気の毒に思うと、 相手は面と向かって 嘲り始めます。
自分がどのような状況にいるのか 分からないんです。
・ グロリアの話
両親は 私が11歳のとき離婚し、 母親がボーダーでした。
父は私たちの親権を 得ようとしてくれませんでした。
もし父がそうしようとしたら、 私は全面的に 父を支持しました。
法廷でも裁判でも、 母が私をひどく怖がらせたと 証言したと思います。
〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
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