「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

アダルトチルドレンからのアドバイス (1)

2012年05月06日 20時42分16秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 ボーダーの親を持つ アダルトチルドレンの人たちから、

 自分のもう一方の親への アドバイスを聞いてみました。

 ただし ここに出てくるボーダーの親は、 BPD以外の病気を 抱えている人も多く、

 “標準的な” ボーダーの人より 虐待的であることに留意してください。

・ クリスの話

 父は僕が17歳のとき、 僕をボーダーの母親のもとに残して 亡くなりました。

 BPDの狂乱状態に 子供を置き去りにすることは、 絶対にしてはいけません。

 母は僕を罵り、

 愛情を弱さと捉えていたため、 本当の愛情を 一切与えてくれませんでした。

 あんな環境でなかったら、

 少なくとも自分自身の人生を 築くことができたと思います。

・ マーガレットの話

 ボーダーの人は うつ状態からハイな気分へと、 急に変わってしまいます。

 うつは数時間ほど続き、

 こちらが相手を 気の毒に思うと、 相手は面と向かって 嘲り始めます。

 自分がどのような状況にいるのか 分からないんです。

・ グロリアの話

 両親は 私が11歳のとき離婚し、 母親がボーダーでした。

 父は私たちの親権を 得ようとしてくれませんでした。

 もし父がそうしようとしたら、 私は全面的に 父を支持しました。

 法廷でも裁判でも、 母が私をひどく怖がらせたと 証言したと思います。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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