「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

パニックを コントロールする方法

2010年04月29日 21時41分02秒 | 「境界性パーソナリティ障害」より
 
 フラッシュバックなどのパニックに 有効な対処法として、

 「グラウンディング・ テクニック」 があります。

 パニック状態のとき、 意識は狭窄し、 内的な感覚に 囚われてしまいます。

 それを止めるため、 外の世界に 意識を向かわせるようにします。

 地面にしっかり 足を踏ん張り、 壁や手すりなど 固い物にしっかりと触れ、

 ゆっくり腹式呼吸をしながら、 外にある物を見て、 外的感覚に集中します。

 家族などに 話しかけてもらって、 外界に意識を向かわせると やりやすくなります。

 もうひとつ、  「ブレス・ トレーニング」 があります。

 ゆっくり腹式呼吸をしながら、 息を吐きだすことに 注意を向けます。

 「リラックス」 と唱えながら、 ゆっくり繰り返します。

 恐怖のコントロールに有効です。

〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
 

 僕も以前に 少し瞑想や、 感情モニタリングという

 ワークショップをやったことがあります。

 人間の意識というのは 不思議なものです。

 意識を 体の一部分や 心の中に集中させたり、

 逆に 外のある部分に 集中させたりすると、

 全く違った意識状態に なっていきます。

 練習をしていくことによって、 多元的な意識を 持つことができるようになります。

 ヨーガなども 単なるストレッチではなく、

 呼吸法と合わせ、 心身のバランスを 整えていきます。

 さらに 高い次元への 意識の変容を通して、

 最終的には 宗教的な悟りに達することを 目標とするものです。

 上記日記のトレーニングは その初歩的なものでしょうが、

 気持ちを落ち着かせるのに 役立つものでしょう。
 


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