ボーダーだったと言われている ダイアナ元妃が、
衝撃的な事故死を遂げて 今年は10年目。
この映画は ダイアナ元妃の突然の死から 1週間の間の、
王室とエリザベス女王の葛藤を 描いた作品です。
主演のヘレン・ミレンは 見事にエリザベス女王になりきった名演で、
アカデミー主演助演賞を受賞し 話題になりました。
本当に女王そっくりで、細かい立ち居振る舞いから 存在そのものが正に女王でした。
もう一人 重要な役割を果たすのが、ブレア首相役の マイケル・シーンです。
イギリスでは ダイアナ元妃が急逝する10ヶ月前に、
トニー・ブレアが 最年少の首相として就任していました。
ダイアナ元妃の逝去は、イギリス国民始め世界中の人に 大きなショックを与えました。
けれどもこの時すでに 元妃はチャールズ皇太子と離婚しており、
民間人であるということで、また 元妃の生家の希望もあって、
エリザベス女王は ダイアナの死に一切関与しない という選択をしました。
それはイギリス王室の 長年の習わしだったのです。
しかし現代のイギリス国民は、ダイアナ元妃に 絶大な親愛の情を抱いていました。
バッキンガム宮殿の門前には 人々が供える花束が 次から次へと届けられ、
テニスコート一面ほどの広さが 埋めつくされます。
王室が一言の声明さえ出さないので、国民の不信は募っていきます。
折しも王室一家は スコットランドに滞在中で ロンドンへ戻らず、
国民は批判を高めていったのです。
ダイアナを死に追いやったのも マスコミの最たる存在 「パパラッチ」でしたが、
女王への非難を 大々的に報じたのもマスコミでした。
およそ日本では 考えられない光景です。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/47104421.html
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