「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「生死命(いのち)の処方箋」  これまでのあらすじ

2010年09月27日 23時48分53秒 | 「生死命(いのち)の処方箋」
 
 佐伯美和子 (28才) は、 消化器内科の医師。

 弟の佐伯淳一 (18才) は、

 「クリグラー=ナジャール症候群」 という肝臓病で、 黄疸症状がある。

 光線療法や血液交換の 治療を受けているが、

 いつ 脳障害を起こして亡くなるか 分からない状況である。

 助かるには 肝臓移植が必要だ。

 美和子は 淳一を救うために 医師になった。

 しかし淳一は 移植をあまり望んでいない。

 折から、 日本で生体肝移植が始まり、

 美和子は自分の肝臓を 淳一に移植して 淳一を助けようとする。

 ところが、 美和子と淳一の白血球型は 無情にも一致しなかった。

 残る道は 脳死肝移植しかない。

 木下幸子 (40才) が 事故で脳死に陥る。

 淳一は 臓器提供を受け入れないが、 美和子は望みを捨てない。

 ところが、 木下の肝機能が落ちてくる。

 一方、 糖尿病性腎症の患者・ 平島多佳子 (17才) は、

 脳死からの膵腎同時移植を希望し、 手術を行なうことが決定される。
 

【これからの登場人物】

佐伯 美和子 (28才・ 東央医科大学病院消化器内科)

佐伯 淳一 (18才・ 美和子の弟・ クリグラー=ナジャール症候群患者)

世良 康彦 (33才・ 美和子の恋人・ 報道カメラマン)

平島 多佳子 (17才・ 糖尿病性腎症患者・ 臓器受容者<レシピエント>)

緒方助教授 (48才・ 東央大病院消化器外科・ 移植医)

川添医師 (37才・ 同救命救急センター)

犬飼教授 (59才・ 同脳神経外科)

木下 幸枝 (40才・ 脳出血患者・ 臓器提供者<ドナー>)

木下 直哉 (45才・ 幸枝の夫)

安達 三郎 (45才・ 脳死患者)

安達 杏子 (41才・ 安達の妻)

山岡医師 (44才・ 移植医)

小池医師 (39才・ 移植医)

喜多川 (25才・ 検査研究員)

高野 晃 (38才・ 腎臓の臓器受容者)

高野の妻 (35才)
 


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