「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

コーピング思考を用いる

2016年12月02日 20時53分33秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 コーピング思考は、 苦痛な状況で感情をなだめるために、
 
 自分の強さ, 過去の成功, 一般的な現実を思い起こすものです。
 
 以下のコーピング思考で 有効なものにチェックを付け、
 
 自分でもコーピング思考を考え出してください。
 
 それらをカードに書き、 携帯して苦痛な状況で思い出したり、
 
 目に付く場所に貼っておいてください。
 
□ 「過ちは起こる。 完璧な人などいない」
 
□ 「この状況が永遠に続くことはない」
 
□ 「私はすでに 多くの苦痛を経験し、 乗り越えてきた」
 
□ 「これも過ぎ去っていくだろう」
 
□ 「感情はやってきては去っていく、 波のようなものだ」
 
□ 「私の感情は いま私を不快にしているが、 それを受け入れることができる」
 
□ 「私は不安だが、 その状況に対処できる」
 
□ 「私には、 この状況に対処できる強さがある」
 
□ 「これは 恐れに対処することを学ぶ機会だ」
 
□ 「私はこれを乗り切れるし、 悩まされることはない」
 
□ 「私は、 解放しリラックスするために 必要な時間を取ることができる」
 
□ 「私は以前にも 似た状況を切り抜けている。 これも切り抜けられるだろう」
 
□ 「私は 不安, 怖れ, 悲しみに殺されることはない。 今はただ不快なだけだ」
 
□ 「これらは単に私の感情であり、 やがて去っていく」
 
□ 「時には、 悲しみ, 不安, 怖れを感じても構わない」
 
□ 「人生をコントロールするのは 私の思考ではない。 私である」
 
□ 「私は異なる考え方をすることもできる」
 
□ 「私はいま 危険な状況にはない」
 
□ 「だから何だというんだ?」
 
□ 「この状況は最悪だが、 一時的なものに過ぎない」
 
□ 「私は強いし、 この状況に対処できる」
 
□ その他のアイデア ___________________________
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]