「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自分自身を変化させること

2012年12月27日 21時04分08秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
 パソコンの不具合により 記事の連載が中断してしまっていましたが、

 本日から  「境界性パーソナリティ障害=BPD (第2版)」 の、

 第Ⅱ部 「自分自身の人生のコントロールを取り戻すこと」 の 内容紹介をします。
 

● ボーダーの人に 治療を強要することはできません

 あなたには、 あなた自身の考えや感情を 持つ権利があります。

 良くても悪くても、 正しくても間違っていてもです。

 そして、 他の人たちも皆、 自分の考えや感情を 持つ権利があるのです。

 お互い相手に 同意しないかもしれませんが、 それで良いのです。

 あなたには、 愛する人の行動を コントロールすることはできません。

 それは あなたの役目ではないのです。

 以下が あなたのすべきことです。

・ 自分自身を知る

・ 自分の価値観と信念に 基づいて行動する

・ 自分が何を必要としているか、 周りの人に伝える

○ ボーダーの人の否認の理由

 ボーダーの人にとって、 自分が不完全だと認めるのは、

 恥と自己不信の ラセンに陥れます。

 存在が消滅するような恐怖です。

 それを避けるために ボーダーの人は、 強力な防衛機制を用います。

 自分には おかしな所などないという、 否認です。

 自分を失うくらいなら、 家族などを失うほうが ましかもしれません。

 (それを理解すれば、

 助けを求める ボーダーの人の勇気を 心から尊重できるでしょう。)

 変化や未知に対する恐怖は、 抵抗しがたいものです。

 そのため否認は 極端に強力になります。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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