医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

「ドラッカーとオーケストラの組織論」山岸淳子著

2014年01月21日 | レビュー


日帰り出張の移動中に読み終わったのですが、期待通りの面白さでした。

2003年に世界最高峰のオーケストラベルリン・フィルに史上最年少の17歳で入団したコントラバス奏者はベネズエラ出身。決してクラシック音楽が盛んな地域では無い南米で、スーパープレーヤーが誕生したのか。

1975年に子供たちを犯罪と貧困から守るために、地下駐車場の一角で始められた小さなアンサンブルが発端でした。今で言えばNPOですが、いまや65億円の政府予算がつき、国内に200もの青少年オーケストラがあるのだそうです。ちなみに、ドゥダメルもここの出身。

ベルリン市の補助を切られたベルリン・フィルが、どのように再生し、イノベーションを起こしたかという話も載っています。

今日の出張は大阪だったのです。伊丹空港を利用しました。やけに静かな感じ…。



大阪も2つのオーケストラが橋本知事、橋本市長の時に補助金を切られているんですね。大阪フィルハーモニー交響楽団なんて、朝比奈隆さんが創設された名門じゃないですか。著者は同情しつつも、厳しい叱咤激励の視線も向けています。社会にアピールすべき「成果」を出して再生してほしいものです。


 


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