あれから1年と5ヵ月。
とりあえず柄の良い所だけを拾って寄せ植えしています。
・・・が、その上柄も上でだんだん暗くなってきますし
親が上柄なのに出る仔は青といった具合で品種の維持は風前の灯火です。
またこんな柄の仔が出てくれれば良いのですが
今の所この仔だけが頼りです。
葉肉厚く、姿はコンパクト。
紺性強くて白い白柄ですのでそのコントラストも十分。
良く出来れば素晴らしいものですが
柄性だけが思うに任せない残念な品種です。
今年の7月の事、実幸園さんの通販リストに載っていましたので電話した所
大きくて最上柄の木はすでに予約済み、小さくて派手なのしか残っていませんでした。
ただ、豆葉の縞にはあまり食指は動きませんが、大波青海はちょっと集めてみたいと思っていて
それではということでお願いしてみました。
現物を見ましても確かに下葉は派手です。
しかし上で最上柄に戻るという離れ業。
もしかしたらすんごく性が良いのかもしれません。
まだ花芽跡もない若木ですからそれも含めて
楽しみに育てていきたいと思っています。
写真には撮っていたものの出し忘れの画像で
入手した7月と8月の姿です。
やはり最初の頃はちょっと頼りなげという感じもしていましたが
今は次の天葉の柄を見るのが待ち遠しい限りです。
あれから4ヵ月。
その間、葉繰りは2枚でした。
これからもう少し成長するでしょうし
葉数、根数が増せばもっと調子よくなりそうです。
とはいえ仔の方は柄無しはやっぱり柄がありません。
一方、こっちは派手なままですが
一応、紺地は抜けてしまわずに持ち堪えています。
まだ元気に成長していますが今後株分けできるほどの復活はあるのでしょうか。
ただ、それとは別にもう1本新たな仔が出てくれました。
こちらの仔の柄はまずまずなようです。
今の所、年に1本ずつの仔出しではありますがすでに空き家は十分。
来年あたりからお祭りが始まってくれそうな予感はしています。
あれから4ヵ月。
無事、暑い夏をやり過ごし
これからもう少し成長するでしょうから
今年も1枚半の成長ペースを維持といったところです。
朝日の良く当たるところに置いていたのですが
下葉も落ちず意外に性質は丈夫なようです。
ただ、それも紺縞含みの木の特権かもしれませんが・・・。
それもあってか親木より仔の成長スピードが勝っているようです。
そんなに元気ならまた仔でも出てくれないものかと期待しちゃいますが
仔はおろか花芽の気配もないのはやはり至楽なのかなといったところです。
油断することなく育てたいと思っています。
あれから2ヵ月。
やはり天葉は相当派手になってきました。
もう復活は望み薄ですし
この木をブログに乗せるのは今回が最後かもしれません。
しかしそれと真逆になったのがこっちの木。
天葉はいきなり好ましいコートメ柄で出てきました。
これが続けば楽しみですが
さすがに下から出た仔はユウレイでしょう。
さて、そんな激変の仔達とは一線を画す現状維持の親木です。
ただ、柄は現状維持ですが新たに仔が2本出てきました。
春から合計4本です。
ちょっと出来過ぎ。
どうやったらこうなるのか栽培のコツを教えて欲しいものです。
ただし柄のほうは期待薄。
後ろの仔、1本だけ少し入っている程度です。
こうなれば最上柄の仔はますます大事にしなくちゃと思ってしまいます。
涼しくなり安心して発送できる季節になりましたので
少しヤフオクに出品してみました。
ご覧いただければ幸いです。
あれから2ヵ月。
派手仔ばかりが出る弱そうな雰囲気なのですが
この頃は成長スピードが増しているようです。
前回は花芽で伸び出し残念とか思っていましたが
昨年、チョキンした仔の跡や本体からも新芽が満載です。
しかし柄は派手模様。
ただ夏の上野の会の折、富貴蘭を楽しんでさんから
黄玉殿は派手な仔でもそのうち紺が乗ってくるから外しちゃダメと教えられました。
そうであったのかと昨年した行為に後悔し涙に暮れたものですが
早くも挽回のチャンスが訪れたようです。
20年前に羆の青として入手したものです。
渋い八千代芸になったりそれさえ抜けてただの青になったりした木を
何本かに寄せ植えし10鉢ほどにして観察していました。
これは無芸になった木ですが昨年、細い1本縞が出ているのを発見。
それだけで終わるのは良くあるパターンであまり気にも留めなかったのですが
なんと今年出た葉で柄がみるみる進展しています。
これは大変と寄せ植えを解消しこれだけ単独植えにしてみました。
柄は虎芸の無い羆と同じ斑色です。
果たしてさらに進展するのか糠喜びで終わるのか楽しみにしているところです。
それにしても長く持っていないとこんな変化は望めないということなんでしょうね。
ところで話変わりますが以前は柄の無い木でも建国殿と呼ばれてきましたが
その後改名され紺覆輪中透けを建国殿、縞がある木は建国の縞、縞の無い木は
ただの「建国」となりました。
建国は柄抜けの為、縞物の青と同じように銘監からは除外されたということです。
上の木はただの建国から建国の縞、そしてさらに上があるのかどうか
こんな醍醐味が建国系統にはあったりします。
写真を撮ったのに出し忘れていました。
前回から4日後くらいの画像です。
花はさらに大きく膨らんでいます。
葉が裏甲龍芸ということで花の側弁や舌弁にまで甲龍が乗るようです。
それに距が無いのかと思っていましたが
なんと花の中心部から伸びてきました。
しかも薄紫の色付きです。
もちろん、加工は無しですよ。
奇怪でありながらかわいらしさも満点です。
富貴蘭の花変わりの中ではたぶんピカ一でしょう。
これで親木に毎年花芽が付いてくれれば申し分なしです。
あれから4ヶ月半。
下葉の皴がなかなか伸びないので
根とのバランスが悪いのかなと5枚ほど外してみました。
結果、元気になったようで仔まで出てくれました。
葉数は寂しくなりましたがまた仔付きで復活してくれるでしょう。
こちらは下葉を毟らなくても子沢山。
勢いも抜群であっという間に大きくなっています。
全斑では味もそっけもないといったところですが
親仔とも紺覆輪がそこはかとなく掛かりますから
何となく気持ちもそそります。
願わくばもっと深く掛かってくれてもいいんですが・・・。
あれから1年。
右側に付いたアタリは仔でした。
これで左右3本ずつ仔が付いてバランスが取れましたし
それぞれが葉数を増し重量感も出てきました。
左側の黒牡丹は白縞が継続中ですし
その上の仔も白縞が続いています。
右側の下の仔2本は墨が多いせいか相変わらず小さいまま。
いろいろと異なったキャラで楽しませてくれています。
ただ、入手してから1本仔が出ただけですから
なんとかならないかなあと思っていたところ
親木の上の方にアタリが二つ。
でもさすがにこれはどちらも花芽でしょう。
絶壁側に2本も仔が出たら95点の作と言えるのでしょうが
これでは60点ぐらいかと…。
全体的には今年の作は成功、失敗いろいろあって50点。
来年は70点ぐらいを目指して頑張りたいと思っています。
ところで会長さんはお金を掛ける、時間を掛ける、割らない、売らないが
美術株作りのコツとおっしゃっていました。
言われてみればもっともなことです。
自分には出来そうもありませんがこれ一つぐらいは実行しなきゃと思います。
あれから2ヵ月。
その間、極暑の中1枚の葉繰りでした。
柄もいったん出てしまえば継続するようです。
それにしても目を引くのがこの仔。
花芽じゃなくやはり仔で出てくれましたが
たっぷり過ぎるほどの柄を纏っています。
それに上から出た仔は成長も著しいので
それも併せて楽しみに見守りたいと思っています。
ところで夏の間も伸び続けた根でしたが
1本何者かに食いちぎられていました。
そばにキリギリスがいましたのでたぶんそいつだろうとは思うのですが
カナブンやゴキなんかも飛んでくるし外棚作りは油断なりません。
決まってお気に入りから先にやられますから・・・。
因みにそのキリギリスは優しくそっと外に逃がしてあげました。
剣龍の葉が食われているのを発見したのはその後です。
またご無沙汰してしまいました。
さて、9月ともなればあの猛暑はすっかり影を潜め
明け方などは肌寒いくらいの気候となりました。
暑い時は根や葉の生長を止めないよう鉢周りを冷やすべく
せっせと水遣りに努めましたがもう乾かし気味でも大丈夫です。
それにしても真夏の水遣りは確かにハイリスク。
高温多湿富栄養は腐敗菌の好むところですが
鉢の中はドンピシャリそんな環境です。
しかし、そんなものには負けずにモリモリ育つ木もあれば
傷んでしまう木もあったり。
また肥料なんかもなくても普通に育つ品種もあれば
与え続けないと逆に弱ってしまう品種が傾向としてありますから
作を極めようと思えばなかなか難儀なことではあります。
さて、9月ともなればあの猛暑はすっかり影を潜め
明け方などは肌寒いくらいの気候となりました。
暑い時は根や葉の生長を止めないよう鉢周りを冷やすべく
せっせと水遣りに努めましたがもう乾かし気味でも大丈夫です。
それにしても真夏の水遣りは確かにハイリスク。
高温多湿富栄養は腐敗菌の好むところですが
鉢の中はドンピシャリそんな環境です。
しかし、そんなものには負けずにモリモリ育つ木もあれば
傷んでしまう木もあったり。
また肥料なんかもなくても普通に育つ品種もあれば
与え続けないと逆に弱ってしまう品種が傾向としてありますから
作を極めようと思えばなかなか難儀なことではあります。
ということで建国宝冠はあれから1年と2ヵ月。
秋めいた気候と共に天葉の斑色が急に白く変身してきました。
春はルビー根、秋は柄と別々に楽しみがある不思議な品種です。
ところでこの親木は一見覆輪になったようでまだ紺縞が抜け切っていないようです。
しかし、この仔は世に出た時から深覆輪。
今もその柄で推移しています。
そしてとりあえずこれが最終芸かと思いきや
なんとそれから出た仔は三光中斑に変わっています。
これが大きくなって更に増えたら中透けなんかも出るのでしょうか。
まだまだ先が長そうな品種ではあります。