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ソフトバンク53回社債 約6年で年1.57%(税引後年1.251%)はどうなの?

2018-06-06 17:13:37 | 株式投資・資産運用
ソフトバンク第53回無担保社債 約6年で年1.57%(税引後年1.251%)はどうなの?

 約6年で年1.57%(税引後年1.251%)という条件で確定したようですね。

 国内の社債の場合、他のさらに格付けの高い企業と比較すれば、この利回りは高いです。

 率直に言って、年に1%未満のリターンであれば、社債に向ける資金で優待クロスでもして
おいた方が相対的にましなリターンになると思います。

 アセットクラスとして社債を資産運用の一部に組み込むというのは考え方としてはありえますが、
多くの国内企業の社債は、現状のクーポンでは積極的な投資対象とする意義を認めません。

 では、このソフトバンク社債はどうか?。

 出色とは言わないまでも、BBB格のリスクに応じた社債のリターンにはなっているのかもしれません。

 なので、とりあえずこのリターンでいいというのであれば、好みであればこれを買うという判断にあるかも
しれません。

 が、私は従来の考えどうり、これはスルーです。
 理由は2点。

・ここから償還が近くなっているものが多いとはいえ、ソフトバンク系の社債はなお数百万程度は保有しています。
 このリターンで特定の企業に資金を集中して投資するのはリスクを高める行為であり、積極的にそのように対応する
 意義を認めません。
 これを買うなら、新興国債券のETF 1566 上場インデックスファンド新興国債券でも買い増しする方が、あるい
はREITかインフラファンドでも買う方が、高いインカムゲインを得るという意味ではましです。

・期間が6年は長過ぎる
 SBI債のように1年、2年という期間であればまだ検討するかもしれませんが、この6年という期間は長すぎます。
 こうした社債は、株式や転換社債のようにオープンな市場に上場されているわけではありません。
 となると、売買は証券会社との相対取引ということになり、提示されるレートは投資する側にとっては不利なものと
なります。途中売却ではあっさりと元本割れとなるでしょう。逆に途中売却で値上がり益が得られる可能性は小さいで
しょう。

ということで、この社債への投資は私自身はスルーとなります。






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