きりがないので、これで最終にしておきます。
行動ファイナンスについては、私自身、非常に興味を持っている分野です。ここでは内容についての言及はしないでおきます。
最終章が「ゲームとしての株式投資再論」です。
ここではいくつか、感覚的に異なると思うところがあります。
「金持ちが勝つゲームではない」ということについて。
言われていることの内容はそのとおりではあろうと思いますが、「金持ち」というよりは資金的に余裕を持った投資をしていた方が勝ちやすいということは言えると思います。これは精神的な余裕といった意味でもですし、実際の売買においてもです。これはどういうことを「勝つ」とするのかの定義にもよりますが・・・。
また、「努力しても上達しない」ということについて。
これも著者独特の言い回しだと思いますが、努力、というか学習、することにより、合理的な発想を身につけ、そのことにより、最悪の事態を回避するような投資スタンスを身につける、自分のスタイルを確立していくことは可能でしょう。そういう意味では「努力すれば上達」すると思いますが・・・。
個別銘柄の選択能力や売買タイミングについて上達するかといえば、これは実際のところ、100%無理とは言わないまでも「運」の要素も大きく相当に難しいと思います。が、資金管理、ポジジョン管理については、「上達」という言い方が適切かどうかはわかりませんが、よりよい形を作ることは可能なのではないかと思います。というか、私自身の現在の運用における課題の主眼はここにあります。
最後に「不美人投票」としての株式投資について。
よい例えだと思いました。既に「美人」との評価が高い銘柄については、それに則した株価がついているはずで、ここでさらに利益を得るためには、「美人」が「超美人」(?)として評価されるようにならないといけないわけですね。であるならば、「そこそこの美人」が「美人」になったり、あるいは「不美人」が「普通」になたりする可能性が高いものを探す方がいいわけでしょう。
ただ「美人投票なんて意味ないからやめよう」と思う人が多くなる(株式市場から資金が離れる)ような状況では、これまで「美人」だともてはやされてきた銘柄も「普通」の銘柄になったりしますね。今が全体としてはそういう時期かと思います。
それが、「あ、やっぱりこいつは美人だ」と見直されたりすることもあるわけで、まあ、このあたりをどう判断するかということも利益の源泉になったりするんだろうなと思います。
はい、ざーっと書きましたが、全体としてなかなか面白かったです。一読をおすすめします。
誤読などありましたらごめんなさいね。
行動ファイナンスについては、私自身、非常に興味を持っている分野です。ここでは内容についての言及はしないでおきます。
最終章が「ゲームとしての株式投資再論」です。
ここではいくつか、感覚的に異なると思うところがあります。
「金持ちが勝つゲームではない」ということについて。
言われていることの内容はそのとおりではあろうと思いますが、「金持ち」というよりは資金的に余裕を持った投資をしていた方が勝ちやすいということは言えると思います。これは精神的な余裕といった意味でもですし、実際の売買においてもです。これはどういうことを「勝つ」とするのかの定義にもよりますが・・・。
また、「努力しても上達しない」ということについて。
これも著者独特の言い回しだと思いますが、努力、というか学習、することにより、合理的な発想を身につけ、そのことにより、最悪の事態を回避するような投資スタンスを身につける、自分のスタイルを確立していくことは可能でしょう。そういう意味では「努力すれば上達」すると思いますが・・・。
個別銘柄の選択能力や売買タイミングについて上達するかといえば、これは実際のところ、100%無理とは言わないまでも「運」の要素も大きく相当に難しいと思います。が、資金管理、ポジジョン管理については、「上達」という言い方が適切かどうかはわかりませんが、よりよい形を作ることは可能なのではないかと思います。というか、私自身の現在の運用における課題の主眼はここにあります。
最後に「不美人投票」としての株式投資について。
よい例えだと思いました。既に「美人」との評価が高い銘柄については、それに則した株価がついているはずで、ここでさらに利益を得るためには、「美人」が「超美人」(?)として評価されるようにならないといけないわけですね。であるならば、「そこそこの美人」が「美人」になったり、あるいは「不美人」が「普通」になたりする可能性が高いものを探す方がいいわけでしょう。
ただ「美人投票なんて意味ないからやめよう」と思う人が多くなる(株式市場から資金が離れる)ような状況では、これまで「美人」だともてはやされてきた銘柄も「普通」の銘柄になったりしますね。今が全体としてはそういう時期かと思います。
それが、「あ、やっぱりこいつは美人だ」と見直されたりすることもあるわけで、まあ、このあたりをどう判断するかということも利益の源泉になったりするんだろうなと思います。
はい、ざーっと書きましたが、全体としてなかなか面白かったです。一読をおすすめします。
誤読などありましたらごめんなさいね。
まあ、山崎氏の書くこと、言うことは全体としてはもっともなことが多いので好きな方ではありますが、一般論として書かれているので、個別の特殊な状況ねって、個人投資家はみんなそうですが、にはあてはまらないことも多々。
ご指摘の商品、ちっょと前の記事で書きましたが、いまだに新しいものが出たりしています。
この方は、フィナンシャルプランナーが本業のような気がします。
全体的には、面白かったが2度とは読まないだろうと思いました。
世の中には、いろんな人がいていろんなことを言うことがありまして、変な金融商品には手を出すなというところは納得しています。
日経平均のノックインすればの商品とかです。
また、今回もこの商品で儲かったのは投資家ではなかったようです。