monologue
夜明けに向けて
 

woody  


昨日、来た男性ヘルパーが谷村新司が亡くなった話から
アリスの最初のヒット曲「今はもうだれも」の話になった。
わたしは「今はもうだれも」は他のバンドの曲だったというとそれは知らない、という。
ヒットアニメ「ケイオン」のモデルになった京都の十字屋楽器店からスタート
***********************************************************
以下にブログの「思い出語り」の記事をコピーしておく。
ザ・ヴァニティーとタッシュグループ
思い出語り / 2010年06月07日
1960年代後半のある日曜日、京都市内に遊びに行っている弟から電話があった。「今からギターを持って十字屋の二階に来い」という。京都の三条通にある十字屋楽器店が主催する音楽サークルの演奏会があるらしいのだ。出演バンドのひとつに同志社大学在学中の学生たちの「ザ・ヴァニティー」というフォークバンドがあった。メンバーはギターとヴォーカル石塚成孝(いしづかしげたか),ギターとヴォーカル越智友嗣(おちゆうじ)、ウッドベースとヴォーカル井上博(いのうえひろし)の三人。得意曲サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」で聴かせた石塚のリードヴォーカルと切れの良いギターストローク、越智の柔らかいハーモニーの組み合わせは抜群だった。そしてキーボードが口髭(マスタッシュ)を蓄えているのでタッシュグループと名付けた関西ナンバーワンのソウルロックバンドと謳われたバンド「タッシュグループ」がオーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」を白熱演奏した。すごかった。細身のヴォーカルがジェームス・ブラウンのような振りで踊り歌いバンドが一体になって盛り上げる。ヴォーカルにわたしたちの知らない最新テープ式エコーマシンをかませて深みのある圧倒的サウンドを演出していた。かれらはのちに古城たかしとブルー・タッシュと名乗り京都レコードから「東京の夜に泣いている」をリリースしてレコードデビューしている。かれらをただの歌謡コーラスグループと思っている人は本来の演奏を聴けばぶっ飛ぶだろう。わたしはその演奏会に飛び入りのように参加して弟のギターの伴奏で「アンチェインドメロデイ」を歌った。作曲家山室紘一氏がサークルの顧問をしていて「ギター一本ではなくオーケストラのバックで聴きたい」とのコメントをくれたのを記憶している。その後わたしは渡米したのでそれは実現しなかったのだが…。
*******************************************
このポップミュージックサークルの顧問の作曲家山室紘一氏が谷村新司のアリスを見出してデビューさせたのだがオリジナルのデビュー曲がヒットしないのでその頃フォークファンには有名だったウッディ・ウーの今はもう誰もをカヴァーして出したのだった。それが大ヒットしてアリスの代表曲になったのだがわたしたちの世代には作者の佐竹俊郎の声の方がなじみがある。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )