monologue
夜明けに向けて
 




93/09/02 麒麟の咆哮は空を切り、龍の手に珠は帰る…海神王の声は届くか
93/10/03 重い渦と軽い渦、見えない亀裂と感じない地の嘆き…海龍王は来る
94/01/23 輝炎を纏い麒麟は疾風と化し天駆ける…大青龍摩王は不二の高嶺
94/02/13 神津(カミツ)神志(カミシ)神幸(カミサチ)足る者よ、海神王の嘆きを伝えよ
94/06/30 海神王は来る、矢頭(ヤガシラ)の馬はいななき八千代の鳥は飛び立つ
94/07/05 麒麟は首を右に傾げ、次に左後方を見た…龍王は揃ったようだ…。
94/09/10 大地の轟きは、空に共鳴す…海神王は海鳥の鳴き声を合図に…。
94/10/07 海神王の右手にはしっかりと三又の矛が握られ、左手には綱が…
94/10/26 龍王は火炎を上げ、深海で真珠を抱く人魚は眠りから覚める…
94/11/03 少しずつ微動しながら龍王は移動する…百鬼夜行は裏表で滞りなく
95/01/07 海龍王の瞬きを海鳥は報せる。愛し子は、囚われの身。蓮華は開く
95/04/18 憂刻より来たり慟哭の印を表に見た‥大青龍摩王、そしてその眷族
95/05/12 始動。海龍王は容赦せず。赤き盟友は太古の力を露に‥。待機せよ


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以後3.11と呼ばれることになったあの日、わたしたちに見えない世界ではなにが起きていたのだろう。
赤き盟友、すなわちマグマは太古の力を露にした。待機していた現世の眷属である人々の血のモノリスは震えたのだ。
そして…。
fumio

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