monologue
夜明けに向けて
 



  今年の新春わたしが得たインスピレーションは「SOUNDとこの部屋の仲間へ」の第一連のひらがな部分「みすみ を しょうく し」の部分の「しょうくし」は「正くし」で「ミスミを正くし」ということのようであった。なんのことかわからずほうっておくとそのうちなぜかわたしのサイトでアクセスの多い「水面に書いた物語」を縦書きにすることになった。その序章となる「風の中の北京家鴨(ダック)」はわたしが首の骨を折ってリハビリのために転院した国立療養所武蔵村山病院でワープロで書いた作品で抑圧者からの自立がテーマだった。そして「阿曼陀羅の風」でもまた人類の自立を描いたものであった。

 そして気が付くとチュニジアで「ジャスミン革命」が起こり独裁者が倒れアラブアフリカ世界全体が動乱する歴史の転換期に入っていた。これが「ミスミを正くし」の意味だったのだ。「水面に書いた物語」を縦書きにさせたのもわたしのブログの読者に鬼等(ONIRA)がこれから起こすことを予(あらかじ)め報せようとしたらしい。今年がミスミの均衡がとれた宇宙へのスタートの年なのかもしれない。何年かのちに振り返った時、あの年はすごかったと思い出すのだろう。
fumio


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