monologue
夜明けに向けて
 



 1997年4月21日、宇宙葬としてスタートレック(宇宙大作戦)の作者、ジーン・ロッデンベリー(Gene Roddenberry)など宇宙関係者24人の遺物とともにティモシー・リアリーの遺灰7グラムがペガサスロケットに積み込まれ発射された。

 ティモシー・リアリー(Timothy Francis Leary)とはアメリカの心理学者でシロシビンやLSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)などの幻覚剤による人格変容の 研究を行ったハーバード大学教授で、 ヒッピー、ドラッグカルチャー、サイケデリック、カウンターカルチャー運動の主導者で中心人物であった。サンフランシスコで開催された「ヒューマンビーイン」などでかれが使用した「ターン・オン、チューン・イン、ドロップ・アウト」というスローガンがその時代のキーワードになった。ジョン・レノン、ヨーコ夫妻とともにgive peace a chance のベッドイン運動を行ったことでも有名である。
様々なトラブルに巻き込まれながら常に時代の先端に位置して提言し続けた。
出発がドラッグでなければ人々のかれに対する見方評価は大きく違っていただろう。
レオナルド・デカプリオ主演によるかれの伝記映画が制作中というから楽しみだ。
fumio

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